【リボーン】俺は、「死」ってもんに興味があるだけなんだよ。Second (ページ44)

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§君の眼に§ ページ44

あの後、すぐにディーノのお兄さんたちが来て九代目を運んで行ってくれた。傷口も縫った、口の中もすぐに洗い流すように言った。俺が出来ることは全部やった。…出来るはずなのにやらなかっとこともあるけど。

そして原作通り、明日…いや、もう今日だ。今日の夜に大空のリング争奪戦を行うことになった。

『…なんと言うか、学校久しぶりだなあ…』

昨日の事を振り返りながらつぶやく。
ひっさしぶりの屋上で風を感じながらフェンスに寄りかかって、校庭に目を向ける。…あ、持久走やってる…、俺あれ7周が限界だったなあ。

ボ―っとしながら見ていると、ふいに屋上の錆びれたドアが開く音が聞こえた。あれ、今この時間は、皆教室にいるのに。

「…A君？」

『…おお、ツナ君』

そういえば、屋上で物思いにふけるシーンがあったような。

「えっと…昨日、ありがとう。九代目の事、手当してくれて…」

『ああ、んーん。俺、医学部に前の学校で入ってて。ああいうの一応持ち合わせてるっつーか…。てか、免許とってないのに人のこと治療するのって、法的にアウトなんだけどね』

「そ、そうなんだ…」

…あれ、なんか…なんか、空気が重い？

「…A君が前に通ってた学校って、この近くなの？」

…急に痛いとこをつかれた。

「あ、いや、嫌なら答えなくて大丈夫なんだけど…！」

『…ツナ君のそうやって引き下がってくれるところが、いいところなんだよなあ』

「え？」

本当に、好いちゃったんだなあ俺。

『…ツナ君さ、正直俺の事どう思う？』

ツナ君がなにかを言う前に、一方的に話しかける。

『怪しいよね。それともやっぱりまだ嘘ついてるように見える？うん、あってる、多分ツナ君達が思ってるやつとは違うけど、俺はウソをついてる』

別の世界から来たってことを。やろうと思えば九代目を救えた事を。

『もしくは…「関わりたくない」とか？ああ、ごめん忘れて、違うそういうつもりじゃなくて、俺なに言ってんだろ。嫌な奴だなあ、俺。あ、やっぱり、「嫌い」とか？』

一方的に、ひたすら一方的に。

『なあ、ツナ君』

―――――君の眼に、俺はどう映ってんだ？

「…俺は……」

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うっひょう、大量更新やったあああああああっ

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