【リボーン】俺は、「死」ってもんに興味があるだけなんだよ。Second (ページ39)

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§霧戦§ ページ39

『ほらな！だから心配だったんだよクロームっち！』

思わず口に出してしまった。

原作通りだった。うん。
最初はいい勝負で、どちら一歩も譲らず…って感じだっけど、途中でバイパー(あれ、マーモンだっけ？)がおしゃぶりの封印を解いて力を解放。

少ししてから、クロームっちの出した火柱が凍らされた。
そこからはもう一方的で、…しまいにゃ三叉の槍を割られてしまった。

わかってた、わかってたけど…
目の前でお腹陥没させてる友達がいるのに助けてやれない歯がゆさみたいのが、

ああもう、早く来い骸！

すると、クロームっちの周りを霧が包んでいった。ああ、やっと来たのか。

「…来る！…あいつだ」

ツナ君が言った。

「あいつが来る！！六道骸が！！骸が来る！！！」

「クフフ…クフフフ」

変な笑い声がしたとき、マーモンがなにかに弾かれるようにとんだ。

「随分といきがっているじゃありませんか…マフィア風情が」

『おせえよっ！！』

「綾崎君！？」

本当は石でも投げてやりたい勢いだった。
くそ、赤外線感知式レーザーめ。

「…相変わらずですね、あなたは」

『悪かったな』

隣でツナ君が「骸とも知り合いっぽいー！」とか叫んでるけど無視しよう。

そのあとはえー…

…………。

骸の猛攻撃で勝利を収めました。
なんか、俺幻覚とかそういうのに弱いみたいで、状況整理が頭の中でできないくらい気持ち悪くなっうえええっ。

いや、吐いてない。まだ吐いてないよ。

「終わりましたよ」

『ん？お、骸。やほー』

いつの間にか骸が目の前にいて若干びびった。

『おつかれさま？』

「まんで疑問形なんですか…。まあいいです」

はあ、とため息を吐く骸。幸せ逃げるぞ、と言ってやれば余計なお世話です、と返された。

「…これからも、クロームを頼みますよ」

『わかってるし、むしろお世話になってんのこっちだって』

「…それと」

？
まだあるのか。

「「相変わらず」…とは、どういう事か貴方はちゃんと理解しているんですか？」

『わからないよ』

「…そうですか」

そう即答したら、、骸は返事だけ返してクロームっちの姿に戻った。

うん、
わからないよ。

わからないよ、そんなこと。