【リボーン】俺は、「死」ってもんに興味があるだけなんだよ。Second (ページ38)

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§キス§ ページ38

あああ…心配だ心配だ…。
夜になった。霧戦だ。クロームっちがとても心配だ。

うわあどうしようなんか本当に心配だ。だってクロームっち女の子だしさ、いや俺もだけど、やっぱ心配なんだよ。

「…A、そんなに心配しなくても大丈夫だよ？」

『あれ、声に出てた？』

こくん、と頷くクロームっち。まじか。俺一人でぶつぶつ言って超怖い人じゃん。

…で、体育館につく。
うん、月戦の時以上に緊張している俺がここにいる。

中に入ったら、ツナ君たちが各々に驚きの声を上げる。と、ツナ君が俺に気が付いた。

「A君！？そ、そーいえばA君も気絶する前にいたような…」

『ああ…覚えててくれてたんだね…』

危うく俺の人生の題名が「綾崎のバスケ」になるところだったぜ。俺がミスディレクション。誰にも気づいてもらえないみたいな。バスケ今ほとんどしてないにも関わらず。

『俺な、クロームっちたちと友達なんだよ。だから一緒に来たんだけど…って誰も聞いてないのかな？』

誤解を生まないように説明しようと思ったのに皆もうクロームっちたちが敵かどうかで言い争っていた(主にごっくんが吠える)。俺なんてカヤの外。
まあ確かに、俺元々こっちの世界の人間じゃないからこういうことは俺抜きでも話が進むんだろうなーとは思ってたけど、いざこうなると悲しいな。
寂しくてウ゛ァリア―側にいたお兄さんに手でも振ろうかと思ったけど、それこそ誤解を生みそうなので止めておいた。

…あれ。
そういえば、なんかこの後ツナ君が大変だったような記憶が…。

なんだっけ、と思って顔をあげてツナ君を見ると、
そこにはクロームっちにキスをされているツナ君がいた。

…………。

『おおおおおおおおおおおい！クロームっちなにやってててて！？』

「あいさつ…」

わかってたけども！
おいどうするんだ、ツナ君も顔真っ赤だよ！ゆでだこいっちょあがりだよ！

『クロームっち、霧戦終わったらちょっと男女のあり方についてと、日本でのあいさつ、外国でのあいさつの違いについて勉強しようかーっ』

世の中には変なおじさんとかもいるからね！
綾崎A、急にクロームっちも将来が心配になりました。