【呪術廻戦】大嫌いな先輩は異常に私が好きらしい【五条悟】 (ページ8)

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《私たちの運命は変えられない！》

《変えられる！2人ならきっと》

《駄目！私と居たら、貴方まで...》

金髪の男性は、茶髪の女性を引き寄せ突然キスした。

『...』

「恋愛映画って、知ってる？」

『知ってますけど』

1階の住人専用のコンビニに下着を買いに行き、お風呂を済ませ、現在私たちは映画を視聴中だ。

映画は詳しくないから何でも良いと言ったら、この映画が選ばれた。

聞いたことはあるけど、私はあんまりのめり込めなかった。

なぜなら隣に五条先輩がいるから。

「やっぱ映画やめよ！
菓子もいっぱい買ってきたし、談笑しよ！」

『私は気にしないでください。先輩、観たいんですよね？』

「僕は彼ジャー的なのプラス恋愛映画でムード作って、あわよくばと思ってただけだから全然大丈夫！」

嫌いな女にもここまでの冗談言えるって流石だな。

先輩は冷蔵庫からコンビニの袋を取ってきて、大量のお菓子や菓子パン、アイス等を机に広げた。

「アイスどれが良い～？」

『えっと、チョコの』

「ん、どうぞ」

選ばせてくれるなんて...

昔の五条先輩だったら、お前みたいな愚民チューペットでいいんだよ、くらい言ってたのに。変なの。

『あの、ファミレスのお金、出ていく時に机に置いてましたよね？私が払うつもりだったので、コンビニで買ったものと一緒に出します。いくらでしたか？』

「Aってさ、女に奢らせる男はナイスガイだと思う？」

『あー...時と場合によるのでは』

「そう！ナイスガイじゃないんだよ！
つまり僕＝ナイスガイの公式が成り立たないでしょ？」

私の答えガン無視したな。

でも、給料日前だったし助かるのは助かる。

『ご馳走様になります』

「いいえ～」

チョコのアイスは仕事帰りによく買うものだった。

私はカゴにアイス入れなかったから、五条先輩だろうな。

チラッと机を見ると、私の好物ばかり。

メロンパン、チョコクッキー、あ...

干し芋まである。意外だな、五条先輩も好きなんだ。

「ん？これ？」

『あ、いえ！今は大丈夫です。
というか、甘いものばかりですね。』

「あー、Aは僕と一緒で甘t....僕が甘いもの食べたかったんだよね！」

『そうなんですね。』

でもさすがにこの時間にこれは浮腫む。

アイスだけにしとこ。

「Aさ、会社どうすんの？」

確かに...康太の居る会社に出勤はしたくない。

『辞めて転職活動、ですかね。』