【銀魂】空から女の子が降ってきました。23

第九百六訓 ページ7

来島ま○子ちゃん。基、来島また子ちゃん。




どうやらこの路地の……それも廃材の山の影に隠れていたらしい。私達が来たのを確認して姿を見せた様だ。


そして……また子ちゃんはま○子ちゃんになった。




…………はい、銀時くんのせいで一人のいたいけな美少女の名前が別の猥褻物となりましたーー。これは有罪です。どいつもこいつも有罪だ。






銀時「いやだってここ普通に小学生にも中学生にも見られるんだよ？少年誌だよ？股はマズイよ、伏せていこうま○子」







＿＿＿＿＿ドォン、！！！！







あ、撃たれた。



そのまま猥褻物連発罪により銀時くんの体に風穴が空く＿＿＿＿かと思いきや。カランと音を立てて転がる、真っ二つになった弾丸。






信女「……銃をおさめて、ち○○」



来島「お前今なんつった！？全く別の猥褻物言ったな！！！」






高速で飛んできた銃弾を信女ちゃんが一刀両断したのである。


神速の暗殺剣……腕は全く衰えていないらしい、流石だね。まあち○○とか言っちゃう辺りお茶目だけど。





(でも、確かに気になるな。何故鬼兵隊であるまた子ちゃんがここに…？総督である高杉の姿が見えないけれど)






来島「っごほん、獲物をおさめんのはアンタっスよ今井信女……こっち側だった筈の見廻組が何で白夜叉達と居るっスか！！」



『！ああ……そういえば君達喜々がバカなことやらかすまでは味方だったね』



桂「一橋派として共に政権奪取を狙い暗躍していた……まあ鬼兵隊を喜々が切ってからは共に行動しているという情報を耳にした事は無いがな」





つまりは鬼兵隊は見廻組に協力関係を再度持たないか交渉しに来ていたって事か……？鬼兵隊は今どんな状況なんだろう？


けど、何にせよ今見廻組は協力関係なんて結べる状況じゃない。





信女「貴方達と契約を交わしていたのは佐々木異三郎個人。見廻組は異三郎に利用されていただけよ」







＿＿＿＿"その異三郎も見廻組も、もう居ないけど"







そう信女ちゃんが言葉を続ければ……そこで、また子ちゃんが驚いた様に目を見開く。そこにあった警戒も緊張も全て抜け落ち、微かな悲哀と諦めが顔を出した。











ー

第九百七訓→←第九百五訓

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す