第九百四十五訓 ページ46
そのまま新八君や定春、万斉君達と共に戦って……荒野にも近付いていき、敵の数も減ってきた頃に。
ドォォン、と遠巻きにまた爆発音が聞こえてきて＿＿＿一部の場所から黒煙が上がり、落石が遠目に見える。
あちらでも戦っているのだろう、星海坊主でも居るのだろうか？それとも砲弾か……いやそれはこの際どうでもいいのだが。
万斉「っ！これは……」
新八「！＿＿＿＿＿万斉さん！？」
『！？』
問題は＿＿＿＿＿それを見た万斉くんが急にダッ、！！と荒野の方へと走り始めた事。どこか焦った様な表情で。
何だ？もしやあの爆発が丁度集合場所の位置だったのだろうか？それとも謎に勘が優れる彼に……嫌な予感でも訪れたのだろうか。
万斉「……っ！」
『っ、待って、万斉くん！！』
新八「万斉さん！！」
だが……こちらの声に聞き耳も持たず走って行ってしまうのはどういう事だ？？そこまでの事なのか！？
何だろう、私も嫌な予感がしてきた……高杉関連だろうか？普段冷静な万斉くんがあんな焦るなんて一体どういう、
＿＿＿＿＿＿ドォォォン、！！！
万斉「っが、」
『っ、！！万斉くん……っ！！！』
＿＿＿＿考える、暇もなく。
前を走って荒野へと入っていた万斉くんとその周りに…上から砲弾が直撃した。敵の艦船である。
私達も雑魚を片付け、荒野へと入り彼の近くへと駆け寄るが……頭から出血しており随分と疲弊している様子。サングラスは取れて痛々しい表情が丸見えだ。
『っ新八くん、万斉くんや他の皆を連れ少し遠くへ。私が時間を稼ごう』
新八「！？な、何言ってるんですか！！そんな事したらAさんまで……！」
『君達に死なれる方が困る！！危ないと思ったらちゃんと逃げるさ、だから早く＿＿＿＿＿』
.
＿＿＿＿＿＿しゃらん、
『っあ……、』
その時＿＿＿すっかり耳に馴染んだ、忌々しくも心のどこかでずっと求めていた音がした。
だが、こんな状況で"奴"が現れるのは幸か不幸か。だが少なくともザッザッザ、と憎たらしい程揃った大勢の足音は此方としては不利益な物だろう。
………きらりと光る錫杖、黒い衣服、八咫烏の紋様。
何度憎んだか、何度呪ったか。どれだけ骨の髄まで、その名を染み込ませこの時を待っただろうか？
『＿＿＿＿朧、』
その名を呼ぶは、憎悪か憤怒か。
ー
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実珠(プロフ) - ちゃむさん» ありがとうございます〜〜！！！！早く高杉出したいです笑笑笑 ちまちまとではありますが頑張ります！！楽しみにしていてくれると嬉しいです！！！💕 (1月24日 19時) (
レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ(プロフ) - 今回もスッゴく良かったﾃﾞｽｰｰｰｰ!! 毎回毎回、楽しみにｼﾃﾏｽﾈｰｰ！更新、無理しないで頑張ってください！ (1月24日 2時) (レス) @page37 id: b122cb1e07 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - 蘆花さん» 最高だなんて！！！見てくださっている蘆花様も最高ですううう〜！！✨長い間更新停止していて申し訳ない、、、また手に取って下さってこちらこそ有難う御座います嬉しいです✨️💕 ちまちまとではありますが更新頑張ります！！！笑 (1月20日 22時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - うそ！！知らぬ間に大量更新！？最高です！！あぁー！！めちゃさいこうです！！とにかく最高です！これからも待ってます！！！！！ (1月20日 18時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ(プロフ) - ワーーー！！！ ありがとう御座います！！ (1月11日 22時) (レス) id: b122cb1e07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実珠
| 作成日時：2023年12月21日 19時
