第九百三十訓 ページ31
＿＿＿＿ここは辰馬さん達に任せる。
その言葉の意味が最初はよく分からなかったけど…… 流石の攘夷四天王、と言った所だろうか？
一瞬で彼等は場を掌握してしまったのだ。
私達が乗っていた船は完全に喜々を釣る為の囮……裏で小型の艦船を忍ばせ挟撃に講じたのである。
そして見事に喜々達の軍は態勢を崩され停滞状態。臣下たちは将軍さまお逃げ下さい！と慌てるだけ。
まあ当たり前だ、急な奇襲を仕掛けたのは自分達だと言うのにこうもあっさり躱され……しかも逆に手玉に取られていると来た。打開策など無いだろう。
『……すっご、』
そうして手惑う敵方に主戦力である彼らが突っ込んで＿＿＿＿＿＿見事、王手。完全に詰みである。
(……私も何度か修羅場を潜ってきたつもりだったんだけどなぁ…実際色んな奴と戦ってきたし。けどまだまだ遠いな)
戦った分だけ経験となり、その経験は相手をも上回る鍵となる……戦争を乗り越えるっていうのはそういう事なんだろうな。
"お前は喜々ぶっ殺しちまいそうな勢いだから大人しくそこで待ってろ"って、そう言われたから出番が来るまで待ってるつもりだったんだけど＿＿＿＿
『………ホントに辰馬さん達に全部お任せした感じになっちゃった…私の出番ないじゃん』
新八「！Aさん！！」
銀時「お、漸く来たか。大人しく待ってろっつったのちゃんといい子に聞いてたみたいだな」
………私が敵の艦船に入る頃には…もう銀時君、桂君、辰馬さんの三人が自らの獲物を向けて喜々の制圧を完了させた後だった。
周りを見渡した所、臣下さん達も全員倒されてる。どうやら私が戦うのはまだお預けらしい。
『というか完全に喜々サマ噛ませ犬だったね。今の戦い何ページで終わった？登場から制圧まで２ページしか経って無くない？ウケるんですけど』
喜々「………。」
桂「そう煽ってやるなA、確かに２ページというか１ページ半で片が付いてしまったが！」
辰馬「アッハッハッ、お前が一番煽っとるぜよヅラァ！」
桂「煽ってないヅラでもない桂だ！！！！」
………まあとにかく喜々の軍があーっさり一瞬で片付いたというのだけが事実。
そもそも彼が今まで私達の敵として立てていたのは天導衆の後押しあってこそ……
後ろ盾のないこの男は敵ですらない。将軍の座にしがみつくだけのただのお馬鹿さんがお似合いだ。
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実珠(プロフ) - ちゃむさん» ありがとうございます〜〜！！！！早く高杉出したいです笑笑笑 ちまちまとではありますが頑張ります！！楽しみにしていてくれると嬉しいです！！！💕 (1月24日 19時) (
レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ(プロフ) - 今回もスッゴく良かったﾃﾞｽｰｰｰｰ!! 毎回毎回、楽しみにｼﾃﾏｽﾈｰｰ！更新、無理しないで頑張ってください！ (1月24日 2時) (レス) @page37 id: b122cb1e07 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - 蘆花さん» 最高だなんて！！！見てくださっている蘆花様も最高ですううう〜！！✨長い間更新停止していて申し訳ない、、、また手に取って下さってこちらこそ有難う御座います嬉しいです✨️💕 ちまちまとではありますが更新頑張ります！！！笑 (1月20日 22時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - うそ！！知らぬ間に大量更新！？最高です！！あぁー！！めちゃさいこうです！！とにかく最高です！これからも待ってます！！！！！ (1月20日 18時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ(プロフ) - ワーーー！！！ ありがとう御座います！！ (1月11日 22時) (レス) id: b122cb1e07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実珠
| 作成日時：2023年12月21日 19時
