第九百二十八訓 ページ29
ふむ、と今分かるだけの情報を頭で噛み砕いていると、引くほど吐いてた辰馬さんがいつの間にか覚醒していた。
辰馬「今お前らは途方もない相手を敵に回しちゅー……皆で力を合わせねば皆死ぬ。ワシらがお前らに力を貸す、だからお前らもワシらに力を貸せ」
万斉「!?そんな真似出来るはず___」
辰馬「出来る!!高杉が
じゃがワシから見れば攘夷戦争しとったあの頃と同じ…顔を合わせれば喧嘩ばっかしとった、ただの悪友ぜよ」
……流石、一時期ではあるが同じ攘夷四天王として名を馳せた同期…ってとこかな?
辰馬さん初対面があんなんだったから変なだけの人とか思ってたけど……普通に良い人じゃん。カリスマみたいなのがある、っていうのかな。
うん、なんていうか_____
(こいつにはやると言ったらやる……"スゴ味"があるッッ!!)
………ごめん、私の中のブチャラティがふざけた。許して。
『……ゴホン。辰馬さん、厭に高杉達を気にかけるんだね。そんなに大好きなんだ?三人のこと』
辰馬「アッハッハッハ!汗臭い男の友情なんざ願い下げじゃ!ただ昔からこいつらの喧嘩を止めるんがワシの役目じゃったんでのう……
だから例え一時でも良い、もう一度
『………そう、なんですね』
……ちょっと、知りたかったかもな。三人の攘夷戦争時代。
高杉と銀時くんずっと喧嘩してたんだ……それで桂くんと辰馬さんが止めてたのかな。あ、でも確かに先生もそんなこと言ってたかも……。
辰馬「……ぶっちゃけAちゃんこいつら三人の中に好きな男おるんじゃないか??アハハハ、恋バナしよう恋バナ」
『……ははは、何ニヤニヤしてるんですか辰馬さん。辞めてください身ぐるみ剥いでサングラス割りますよ』
辰馬「怖!!!アッハッハッ、やっぱ美人は怒ると怖いぜよ!」
…この人……私の中のブチャラティをふざけさせてまで認めてあげたのに何だこの態度は。
前言撤回だ、ただの黒いもじゃもじゃ認定してやろう。
辰馬「あ、もしやこいつらがこんな喧嘩しとるんって……おんしを取り合って____」
『いやそんなラブコメみたいな事ある訳!!!』
ー
9章目の有くんのイラスト新しくしました〜!見てくれると嬉しいです!!
2375人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
実珠(プロフ) - ちゃむさん» ありがとうございます〜〜!!!!早く高杉出したいです笑笑笑 ちまちまとではありますが頑張ります!!楽しみにしていてくれると嬉しいです!!!💕 (1月24日 19時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ(プロフ) - 今回もスッゴく良かったデスーーーー!! 毎回毎回、楽しみにシテマスネーー!更新、無理しないで頑張ってください! (1月24日 2時) (レス) @page37 id: b122cb1e07 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - 蘆花さん» 最高だなんて!!!見てくださっている蘆花様も最高ですううう〜!!✨長い間更新停止していて申し訳ない、、、また手に取って下さってこちらこそ有難う御座います嬉しいです✨️💕 ちまちまとではありますが更新頑張ります!!!笑 (1月20日 22時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - うそ!!知らぬ間に大量更新!?最高です!!あぁー!!めちゃさいこうです!!とにかく最高です!これからも待ってます!!!!! (1月20日 18時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ(プロフ) - ワーーー!!! ありがとう御座います!! (1月11日 22時) (レス) id: b122cb1e07 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:実珠 | 作成日時:2023年12月21日 19時