第九百二訓 ページ3
『うーーん………それにしてもアキバ、アキバか……』
いやもちろん不満なんてないよ??潜伏先を見つけてくれただけで桂君にはとても感謝しているし……
まあドヤ顔で「何、潜伏先だと!?俺に任せろ!!」とか言ってきた時にはぶっちゃけめちゃくちゃ不安になったけど。
まあでも地上で派手にドンパチやりながら逃げるより、こういう風に地下でこそこそと身を隠す方が私達にとっても周りの人達にとっても良いのだ。
……それに一応私達は今指名手配犯なんだしね。護ると言えど堂々と江戸の道を歩けない。
『っはぁ……これじゃ真選組の皆に胸を張って留守番頑張ってますなんて言えないんだけど…』
桂「??何を不安に思うことがあるのだ!案ずるな、俺達はしっかりラブ○イバーの中に溶け込めているぞ。溶け込みすぎて最早無いみたいな」
『いやもう良いんだよラブライ○ーの話は』
………それに協力関係にある志士達のリーダーがこんなおバカさんなんじゃねぇ……はは、胸張る以前の問題でウケる。
桂「む、それとも真選組が気がかりか?それにしては随分とさっぱりとした表情をしている様に見受けられるが」
『!……お別れの挨拶はしっかり出来たもの』
桂「そうか……だが真選組の隊服ではないお前というのも新鮮だな。似合っているぞ」
『っえ……あ、ド…ドーモ』
桂君にふわりと優しく微笑みかけられて耳が熱くなるのを感じた。さっきまでおバカさんだった癖に……切り替え早い。こういうとこ狡い。
………まあ、こんな状況下じゃ隊服なんて満足に着られなくなったからさ。それにあたって服を新調したのだが……こんなストレートに褒められるなんて。
っい、いやまあ桂君と会う時って大抵隊服姿だったし??珍しいなーって思われるのは察してたけど!?
桂「照れずとも良い、事実だからな。だが少し脚の露出が多いのではないか?女子たる者肌をあまり男の前で晒しては_____」
______ドガッッ、!!!
『「!!?」』
瞬間、背に庇い守っていたはずのアジトの扉が吹っ飛んだ。勢いよく出てきたのは………え?エリザベス!!?
よくよく見てみると血を吐いている…だが扉は私達がしっかりと護っていた。アジトに裏口など無いし中が戦闘になればすぐ分かるはず。
そしてアジトの中には仮眠中の銀時くんや志士の皆さんしか居ない。一体誰が_____
桂「どうしたエリザベス!!敵襲か!?」
銀時「敵襲だ、とんでもない凶器が俺の頭頂部に突き刺さらんばかりだった」
お前かよ。
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実珠(プロフ) - ちゃむさん» ありがとうございます〜〜!!!!早く高杉出したいです笑笑笑 ちまちまとではありますが頑張ります!!楽しみにしていてくれると嬉しいです!!!💕 (1月24日 19時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ(プロフ) - 今回もスッゴく良かったデスーーーー!! 毎回毎回、楽しみにシテマスネーー!更新、無理しないで頑張ってください! (1月24日 2時) (レス) @page37 id: b122cb1e07 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - 蘆花さん» 最高だなんて!!!見てくださっている蘆花様も最高ですううう〜!!✨長い間更新停止していて申し訳ない、、、また手に取って下さってこちらこそ有難う御座います嬉しいです✨️💕 ちまちまとではありますが更新頑張ります!!!笑 (1月20日 22時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - うそ!!知らぬ間に大量更新!?最高です!!あぁー!!めちゃさいこうです!!とにかく最高です!これからも待ってます!!!!! (1月20日 18時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ(プロフ) - ワーーー!!! ありがとう御座います!! (1月11日 22時) (レス) id: b122cb1e07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実珠 | 作成日時:2023年12月21日 19時