第百三話 ページ7
冬獅郎sideーーーー
Aと戦うのはとても苦しい。
Aも苦しい…よな
俺があの時止められていたら…
そう思うと、さらに苦しくなる。
だけど、こんな苦しみでもきっとAの苦しみの半分にもならない。
Aは、いつも一人で抱え込んでいた。
せっかくその苦しみを分けてくれたのに
俺は分かってやれていない。
どうにかAを術から解放してやらねぇと。
おそらく、解放の方法はただ一つ。
あいつを殺すこと。
日「くそ…」
何か方法は…
と、その時だった
バシャッ
日「!?!?」
Aは自分で水を浴びる。
目の前の光景に目を疑う。
A…意識あるのか?
そう言った次の瞬間Aは俺の腕をつかむ。
なんだこの感じ…
俺の体は急に熱くなる。
力が暴走する。
そんなこと分かっていても止められない。
水で濡れているAの体は簡単に凍っていく
止まれ…
あいつの術か何かか…?
しかし、Aの口から出た言葉は
"さようなら"
"あいつを倒して"
その二言だった。
それだけで充分にAの意思だと分かる。
俺は倒れていくAの体を支える。
日「A!」
…なんで俺はこんなに弱ぇんだ?
俺はずっとAの近くにいたい。
でもAのこと護れてないじゃねぇか…
俺は今まで何してたんだ…
あ「とう………し…ろう」
日「!」
意識はないはずなのにAは俺の名前を
呼んでいる。
どうしてこんな俺のことを信じてくれるんだ?…
…
俺はあいつを絶対に許さない。
Aは絶対に俺が護る。
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温希 - あ〜いい物語だったなぁ (2017年12月27日 18時) (レス) id: a0ddb5db9e (このIDを非表示/違反報告)
颯乃 - 初めまして!颯乃です!読ませてもらいました!すっごく面白いですーーー!!!何で、そんなにお上手何ですか?本当っに面白かったでーす!これからも、ガンバって下さい!!!応援してます!!! (2015年10月22日 0時) (レス) id: b5e368e820 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - 稜仔さん» 今から貼ります! (2015年1月13日 0時) (レス) id: b588c2d782 (このIDを非表示/違反報告)
稜仔(プロフ) - この作品の1のURLを貼っていただけますか? (2015年1月12日 21時) (レス) id: 86fc2183cb (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - 氷輪丸さん» ありがとうございました(;-;) (2014年12月23日 22時) (レス) id: b588c2d782 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪華 | 作成日時:2014年12月5日 22時