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ここ何日もリョーマ君の顔が忘れられない。
私は本当にこれでいいの?
テニスの楽しかった思い出がよみがえる。
リョーマ君との試合の続きがしたい。
私はやっぱりテニスがしたい。
あ「お父さん…」
父「何だ?」
お父さんの顔はいつも以上にきつく見える。
ビクッ
だめだ。これだけでひるんでちゃ。
あ「お、お父さん!私、テニス部のマネージャーがしたい!…マネージャーだし良いで…」
バシンッッ
鈍い音が部屋に響く。
あ「…!?」
そして、私の頬には痛みが走る。
父「お前はわからないのか!!」
あ「…」
あぁ。ダメなんだ。
私はもうテニスに関わることもできない。
…
私は無意識に家を飛び出し走る。
分かってたけど…辛いな……
…
もう帰らないとな。
夜の10時。
中1の私の小さな家出はすぐに終わる。
自分の弱さを改めて感じさせられる。
どんだけ家が嫌だと思っても
まだ幼い私はお父さんに従うしかできない。
リョーマ君と出会わなかったら、
違ってたのかな…
こんなにテニスがしたいと思わなかったのかな…
…わかんない
だけど、
きっとそうなんだと思う
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遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか?素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。それと変える→帰るです。 (2019年10月7日 0時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪華 | 作成日時:2014年11月3日 1時