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よし、今日はちゃんと早く帰れる!


私は一人で教室を出て歩く


今日は英語と数学して…


竜「痛たたたたたた…」


教室から竜崎先生の声?…


あ「…。!?」


教室に入ってすぐ、山積みのプリントを抱える竜崎先生がいた


あ「て、手伝います!」


私は半分を持つ


竜「月島助かった…ちょうど今腰の調子が悪くて…今日中にプリント閉じ合わせしないとな…」


竜崎先生はずっと腰をさすっている。


あ「…」


勉強が…
だけど今は助けるべきだよね、


あ「私先生の替わりにしますよ?」


竜「本当か?助かった!じゃあよろしく!」


竜崎先生は走って教室を出ていった


あ「…」


あれ、腰は…?
私騙された…


だけど、仕方がない
私は目の前の山積みのプリントをホッチキスで
1つずつ丁寧に閉じ合わせる




竜「おぉ!本当に助かったよ!気を付けて帰るんだよ!」


あ「はい」


現在の時刻、18:30

今から帰ればお父さんが家につくまでに帰れる

私は少し速歩きで歩き始める






ポーン、ポーン…


テニスボールの音…?


昨日のテニスコートから音が聞こえる


あ「…ちょっとだけ!」





あ「…リョーマ君?」


そこにいたのはリョーマ君だった
リョーマ君はコートに座り込んでいた


照明が少し付いているだけでよく見えない


あ「…」


リョーマ君、ラケット持ってない…?

パコンッ
ガッ

ボールはリョーマ君に当たる


あ「…やめてっっ」


私はコートに入ってリョーマ君の前に立つ


越「…」


あ「…荒井先輩?」


荒「月島か!ちょうど良かったな。」


あ「先輩何しているんですか?」


どうしてこんなことするの?


荒「こいつにな、月島をここに連れて来いって言ったんだけどな。こいつは連れてこなかったからこうして遊んでやってんだよ。」


あ「私を?」


荒「あぁ。この前の仕返しをしようと思ってな」


あ「え?…リョーマ君どうして」


越「テニスもうしないんでしょ?」


あ「…!」


どうして…
結局私はリョーマ君を巻き込んでる…


あ「相手ならしますよ」


荒「…」


あ「リョーマ君ラケット貸して?」


私はリョーマ君にラケットを借りてコートに立つ

前も同じようなことした、
そしてお父さんに会ってしまった

だけど今回は譲れない
同じことになっても今テニスをしなかったら
ずっと後悔することになるから

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遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか?素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。それと変える→帰るです。 (2019年10月7日 0時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪華 | 作成日時:2014年11月3日 1時

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