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26* ページ28

あ「職員室…?」


父「あぁ。退部届けを出しにな。」


あ「…!お父さん待って!」


私は力を振り絞りやっとの思いでお父さんの腕から逃れる


父「お前は分からないのか!」


あ「…どうして、…どうしてテニスしちゃいけないの……」


分からない…
分かってないのはお父さんの方だよ

私はずっとテニスをしてきたのに
どうして今になって


竜「月島か?」


あ「竜崎先生…」


父「…?」


竜「あ、テニス部顧問の竜崎です。」


父「Aの父親です」


竜「月島…?……」


竜崎先生の様子が少し変に見えた

…竜崎先生は"事情"を知らないからかな


父「あの退部届けをいただけませんか?」


竜「え?」


竜崎先生は驚いている


竜「どうして…」


父「理由の説明ですか?…私は認めていないからです」


竜「しかし…入部届けのサインは」
あ「!すみません、また理由は私から…すみません退部届けをください」


父「…?」


入部届けのサインのことがばれたら
お母さんが


竜「…。わかった」


竜崎先生は不満な顔をして職員室に退部届けを取りに行ってくれた





父「これでいいですね、娘がお世話になりました。……早くいくぞ」


私はあわてて竜崎先生に頭を下げ
お父さんについていく






その日の夜

お父さんと会話をすることはほとんどなかった
唯一したと言えば勝手なことをしないようにと
お父さんが言っただけ

たぶん、
私が自分から退部届けをもらおうとしたことに
お父さんは驚いているんだろうな

だってこうするしかなかった…

明日お母さんのところに行こう


もうテニス部の人にも迷惑はかけない。

…リョーマ君


あ「!」


リョーマ君の怪我…


あ「お父さん、コンビニに行ってくる」


父「…?あまり遅くならないように」

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遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか?素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。それと変える→帰るです。 (2019年10月7日 0時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪華 | 作成日時:2014年11月3日 1時

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