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あ「…リョーマ君まだ……」
荒井先輩は続けて石を打つ
ドゴッ
あ「…!?」
コートに血が落ちる
私は急いで中に入る
そして…リョーマ君の元へ走る
あ「リョーマ君!!」
今何が起こったか理解できない
越「…」
リョーマ君の目の上は切れている
あ「…先生……先生呼ばないと!」
越「…行くな」
あ「え?……!」
リョーマ君は私の腕を掴む
荒「そうだよなー今先生呼ばれたら部活は休部になるもんな!」
あ「…!」
そうか、問題起こしたこと知られたらテニス部全員が練習できなくなるんだ…
荒井先輩はリョーマ君がテニスが好きって知ってて
先生に言わないってわかってて…
許さない…
私は持っていたタオルで止血をする
あ「ごめんね、今日はあんまり使ってないから…」
リョーマ君は荒井先輩を睨んでいる
先生に言いたくないのはわかるけど
この傷は言わないと
あ「リョーマ君…やっぱり」
越「言わない」
あ「…でも……!」
荒井先輩に向いていた鋭い目付きが私に向く
しゃがんでいたリョーマ君は立ってラケットを構えようとした
越「…!」
あ「リョーマ君?」
そしてそのまま床に倒れこむ
あ「大丈夫?」
リョーマ君は足を押さえている
もしかして…
あ「!」
リョーマ君は足も怪我している
荒井先輩…ひどい……
あ「もう帰ろう?」
荒井先輩はボールをラケットの上で転がしながら満足した顔をしている
越「…ああゆうの、許したくないんだよね。」
リョーマ君は再び立とうとする
こんなリョーマ君見てられない
あ「どうしてそこまで…」
越「テニスは………、…ッ」
あ「リョーマ君!」
やっぱり続けるのは無理なんじゃ…
"テニスは…"の続きわかる気がする
テニスは人を傷つけるためにあるんじゃない
リョーマ君は許せないんだよね?
あ「…」
私も同じ
テニスをばかにしているような行動が許せない
リョーマ君を傷つけたことが許せない
あ「荒井先輩…私が相手しますよ」
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遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか?素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。それと変える→帰るです。 (2019年10月7日 0時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪華 | 作成日時:2014年11月3日 1時