青い空に向かって【テニプリ】 (ページ24)

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荒「マネージャーは外から見とけ」

あ「…はい」

私はフェンス越しに応援することになった
私が外に出ると試合はすぐに始まる

荒「サーブは譲ってやるよ」

荒井先輩はボールをリョーマ君に渡す

越「どーも。…いくよ？」

リョーマ君のサーブ。

荒「…。」

パコンッ

ガシャンッ

あ「え？」

荒井先輩はリョーマ君のサーブに触れることなく、ボールは綺麗にコートに入り後ろのフェンスに当たる。

越「ねぇ。ちゃんと打ち返してよ」

やっぱり荒井先輩がリョーマ君に勝つなんて無理なんだよ

動けてもなかったし…

荒「すまなかったな！はい、ボール」

ボールを打って返す荒井先輩

動揺してない…？
荒井先輩は余裕な表情だった

越「…？」

リョーマ君は不審に思いながらサーブを打つ

リョーマ君今手をぬいた…

荒「…！手は抜くなよ！」

荒井先輩は普通に打ち返す

…

それからただのラリーが続く
っていってもリョーマ君が手をぬいてるだけ

越「いつまでするの？もう本気出してもいいの？」

荒「手を抜くなって何回言ったらわかるんだよ！…わからないやつには」

あ「…？」

荒井先輩がサーブを打つときニヤリと笑うのが見えた

あ「…！リョーマ君危ない！！」

荒井先輩はボールと石を一緒に打つ

コート内に石はないから前から準備していた？だからあんなに余裕な表情だったんだ

越「ほんと、迷惑なんだけど」

リョーマ君は石をラケットのフレームで打ち返す

そしてボールも打ち返す

あ「…よかった………」

と思えたのも一瞬で私の目は荒井先輩のニヤリとした表情が変わらないのを見逃さなかった