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「そういえば、姉さんも出会ってすぐの頃はお化粧とかしてなかったですよね?本当ここ数年でするように…」
清水「え?そっそうだった?」
そう聞くと突然清水の目が泳ぎ、頬が赤く染まる。気になってたまらないAは更に問い詰める。
「あっもしかして彼氏ですか!?それとも好きな人とか」
清水「まさか!違う違う!女の極道なんて出会い無いもんよー。大人の女は化粧がマナーなのよ!まぁ、ほら私のことはいいけどさっ何回かそれ練習してみてね。」
清水(っぶねー…。何でこの子人の色恋沙汰をそんな聞きたがるのよ…そんなの聞いて楽しいか…?)
「はいっ…ありがとうございます」
(なんか怪しいなぁ…)
そして入浴前に毎日練習することでAはナチュラルメイクをマスターし、学校にもメイクをしていくようになった。そしてついに諸事情で来れなかった一条に約1ヶ月ぶりに稽古をつけてもらえる日がきた。
学校から帰ると既に来ていた一条は源十郎と二人で稽古をしていた。
一条「ふぅ…」
源十郎「はぁ…もう…儂の稽古も必要ないな、一条くん…。」
両者汗を流し、一条は少し伸びてきたらしい前髪をクシャリとかきあげた。
一条「そんな、自分なんてまだまだです」
源十郎「もう儂も歳だ…。体が追いつかん」
一条「源十郎殿…」
「ただいま戻りました師範!あ、一条の兄貴お疲れ様です」
一条「おかえりAちゃん。お邪魔してるよ」
源十郎「おかえり。頃合いだ。A、課題はあるか?」
「今日は自習があったのでそこで終わらせてきました。」
源十郎「そうか…なら着替えてこい。交代だ。儂は少し休ませてもらう」
「はいっ。ではちょっと待っててくださいね、兄貴」
一条「はーい待ってるよーん」
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ひなえ(プロフ) - 黄昏さん» 読んでいただき、ありがとうございます!亀更新ですがこれからもよろしくお願いします。 (2022年7月6日 14時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - 初めまして、「私、気が付いたら極道でした」を読ませて頂きました。とても、面白くて続編を楽しみにお待ちしております。 (2022年7月6日 3時) (レス) @page26 id: 7ec4680236 (このIDを非表示/違反報告)
みたぞの(プロフ) - オリ/フラ立ってますよ!!続編作ってもフラグのチェックが入ってしまいます!!確認して外して下さいね!! (2022年6月29日 22時) (レス) id: 5dcad8042f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひなえ | 作成日時:2022年6月29日 18時