第七話 ページ7
来たるディビジョンバトルの日。
私はPosseの出場する会場の５列目あたりを陣取っていた。
本当は最前列が良かったけど少し来るのが遅れ、私が来た時にはすでに数十人並んでいたのだった。
設置されたイスに座り、一緒に来ている友人と話していた。
「ね、Aは誰推しなんだっけ？」
友人が話の流れで推しを聞いてきた。推し...推しかあ。
乱数さんは年上だけど可愛くて優しいし、帝統さんはムードメーカーで面白いし、夢野先生は言わずもがな。
1人に絞ることなどできず、私は
「3人とも好きだよ」
何とは無しにそう答えた。が、それが友人の心に火をつけるきっかけになってしまった。
「うっそー！！！絶対嘘。A、最近夢野先生夢野先生って、幻太郎くんの話しかしないもん！まるで会って来たみたいに話すから疑ってんのよ〜？あんた、幻太郎くんと実は恋人、とかだったりしないの？きゃー！憧れるわぁ！人気のあるミステリアスイケメンシブヤ代表と隠れて付き合う......ふふふ！考えるだけでドキドキするわね！！ん？A？どうしたの？手なんて握りしめちゃって。もしかして憧れの夢野先生見れるって緊張してんの？」
緊張している。そう、嘘じゃない。なんせいつも仲良くしてくれている人たちの勝負なのだ。友人には気づいたら夢野先生の話をしていたようだ。それだけでも私は恥ずかしいのに友人が余計なことを言うから。そんなことを言うから先日ファミレスで握られた手が熱くなり、ドキドキと心臓がうるさくなってしまった。
意識してしまった。
せ、先生にはいい迷惑だよね。私が、先生とつ、付き合う...とか...想像するだけで申し訳なさが溢れて来る。
それでも先生のお話が好きで探しに来てしまった私はいつの間にか優しい先生に惹かれていたところもあるかもしれない。
「あ、始まるみたいよ、A手なんて握りしめて下向いてないでステージ！」
周りからキャー！！！と黄色い歓声が湧く。ドキドキしながらステージの方を真っ直ぐ見た。
するとステージの袖から出てきた先生がこっちを向いた。
先生はニコッと笑うとすぐに真剣な表情に戻って相手の方を向いた。
私の周りの観客がドッと湧いた。
「今幻太郎くんと目合って笑ってくれたかも！！」
もしかして、私...？他の観客も目が合ったって言っているから違うかもしれないけど...。
勘違いかもしれないけど、さっきよりもドキドキとうるさい心臓。気づいてしまった。
私は夢野先生が好きだ。ずっと、前から。
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芽月(プロフ) - 結城さん» ありがとうございます！キュンキュンさせることができてよかったです！リクエストありがとうございます、準備でき次第投稿していきますのでよろしくお願います！ (2018年8月13日 11時) (
レス) id: e23601d3dc (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - 完結お疲れ様でした！個人的に幻太郎が推しでめっちゃキュンキュンしてました(*´∀｀*)リクエストで幻太郎が嫉妬する話を読みたいです！ (2018年8月12日 22時) (レス) id: ef5937f70b (このIDを非表示/違反報告)
芽月(プロフ) - ぬぬぬさん» 山田兄弟しんどいですよね...あれ、綺麗なジャイアンだと思ってます笑よく聞けば確かに声がジャイアンですもんね笑 (2018年8月12日 17時) (レス) id: ffd8fb249b (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ(プロフ) - ブクロとシブヤ！？一緒です！！これって運めi…((夢野さんと一兄が好きです！だけど一兄の声がジャイアンだと知って… (2018年8月12日 17時) (レス) id: 43acd54f1e (このIDを非表示/違反報告)
芽月(プロフ) - ぬぬぬさん» 私はブクロとシブヤの箱推しです…みんなかっこよくて推しが定まらなくって！ぬぬぬさんは幻太郎推しですか？ (2018年8月12日 17時) (レス) id: e23601d3dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芽月 | 作成日時：2018年8月7日 0時
