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幻太郎が嫉妬する話2 ページ17

「はあ、どうぞ」


「じゃあいっくよ〜」


ドンッ


背が小さい乱数さんの壁ドンは申し訳ないけどかっこいいというよりは可愛いの一言だった。
パシャパシャと写真を撮る帝統さん。
相変わらず心底嫌そうな顔で寄りかかる先生。
キメ顔で先生を見上げている可愛い乱数さん。
そして先生の思わぬかっこいいポイントに静かに悶える私。

カオスな空間が出来上がった。


「はい、次!次行きましょう!!」


先生の一言で乱数さんはパッと先生から離れると、帝統さんにそっと聞いたことのないような低い声で


「その写真、拡散したら許さねえからな」


と言った。えっ、今の乱数さん……!?
お、おう、とビクビクしている帝統さんを見て聞かなかったことにするのが得策だと思った。

そして次の回が始まった。


「あっ、僕王様〜〜!!!」


「今度は乱数さんですか!命令は?」


「じゃっあー、1番が2番にキス♡」


「はあ!?俺2番なんだけど!」


ということは…という顔で先生がこちらを恐る恐る見る。
な、なんということだ…!!!私1番じゃん!!!!!


「あの…私が1番です」


「小生は帝統にAがキスなんて許しませんよ」


「でも王様の命令は絶対だよ〜?僕だって幻太郎に壁ドンしたし!」


「じゃ、じゃあほっぺ!ほっぺでどうでしょう!」


「ほっぺならファーストじゃあるまいしいいだろ」


以前付き合う報告をした際に先生に公開処刑をされているため、私のファーストキスはすでに二人にはバレている。


「……仕方ないですね、ほっぺに一瞬ですよ」


今日は厄日だ、と盛大にため息を吐く先生に少し申し訳ない気持ちになった。
私としても先生と当たらないのは本意では無い。

でも王様の命令は絶対、というルールのもとゲームを始めている上に私が言い出しっぺであるため私にどうこう言える権利は無い。

幻太郎が嫉妬する話3→←幻太郎が嫉妬する話1



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芽月(プロフ) - 結城さん» ありがとうございます!キュンキュンさせることができてよかったです!リクエストありがとうございます、準備でき次第投稿していきますのでよろしくお願います! (2018年8月13日 11時) (レス) id: e23601d3dc (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - 完結お疲れ様でした!個人的に幻太郎が推しでめっちゃキュンキュンしてました(*´∀`*)リクエストで幻太郎が嫉妬する話を読みたいです! (2018年8月12日 22時) (レス) id: ef5937f70b (このIDを非表示/違反報告)
芽月(プロフ) - ぬぬぬさん» 山田兄弟しんどいですよね...あれ、綺麗なジャイアンだと思ってます笑よく聞けば確かに声がジャイアンですもんね笑 (2018年8月12日 17時) (レス) id: ffd8fb249b (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ(プロフ) - ブクロとシブヤ!?一緒です!!これって運めi…((夢野さんと一兄が好きです!だけど一兄の声がジャイアンだと知って… (2018年8月12日 17時) (レス) id: 43acd54f1e (このIDを非表示/違反報告)
芽月(プロフ) - ぬぬぬさん» 私はブクロとシブヤの箱推しです…みんなかっこよくて推しが定まらなくって!ぬぬぬさんは幻太郎推しですか? (2018年8月12日 17時) (レス) id: e23601d3dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芽月 | 作成日時:2018年8月7日 0時

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