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第十四話 ページ14

ぶ、ぶっ飛んでる......。嘘だと分かっていなかったら私も二人と一緒に叫んでいたところだ。
でもここは面白そうだから乗ってみよう。


「はい、お恥ずかしながら...」


と、頬を赤らめる。実際付き合っているという事実が私にとっては恥ずかしい分類なので頬を赤らめることは容易である。
つ、付き合っている......。本当に、は、恥ずかしく...なってきた......。

先生は私の反応が嘘だと分かっていたからそのままにこにこしていたが、だんだん反応が本物になり、さらに赤くなっているであろう私を見ると優しく、仕方ないな、という風に笑うと


「はいはい、恥ずかしくなっちゃったんですね。分かりました。もう言いましょう」


と言ってついに両手で顔を隠した私を正面からその大きい体で優しく抱きしめてくれた。
私は恥ずかしい気持ちでいっぱいで、先生の和服をぎゅっと掴んで顔をうずめる。


「二人とも、結婚は嘘ですよ。本当は付き合うことになりました」


「あ〜びっくりした。段階すっ飛ばしちゃったかと思ったじゃん!でもふふっ、やっとか〜。おめでとう幻太郎、おねーさん♡」


「結婚って言われた後だと驚き度がグッと下がるな。くっそー、先越されたか。俺も恋人欲しいなぁー!!」


「これで公認ですね。良かったです」


そういうと先生は私を少し引き離し、袂から扇子を取り出して広げて私の顔を隠すと

チュッ


「!!?!?」


「大好きですよ」


公開処刑をされた私は悔しくなって、からかい気味に


「嘘ですか?」


と言った。
すると先生は、ん〜、と少し考えたふりをするといたずらに笑った。


「ふふっ、もう一度、態度で示しましょうか?」


「っ!!いえ、結構です!!!」


満足そうに笑う夢野先生。

私も思わず笑うと、先生はそっと私の手を握ってきた。

ここは仕返しをするところだ!と思って、その手をひっぱり先生の顔を近づけると


「私のがずっと好きですよ」


と囁いた。
先生は目を見開くとみるみるうちに赤くなった。


「幻太郎もそんな顔するんだな」


「んふふ〜、珍しいものが見れたね!」


「A...不意打ちはやめてください......」


「先生がからかうからですよ」


今度は私が満足な表情で笑って、ぎゅっとその手を握り返したのだった。

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芽月(プロフ) - 結城さん» ありがとうございます!キュンキュンさせることができてよかったです!リクエストありがとうございます、準備でき次第投稿していきますのでよろしくお願います! (2018年8月13日 11時) (レス) id: e23601d3dc (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - 完結お疲れ様でした!個人的に幻太郎が推しでめっちゃキュンキュンしてました(*´∀`*)リクエストで幻太郎が嫉妬する話を読みたいです! (2018年8月12日 22時) (レス) id: ef5937f70b (このIDを非表示/違反報告)
芽月(プロフ) - ぬぬぬさん» 山田兄弟しんどいですよね...あれ、綺麗なジャイアンだと思ってます笑よく聞けば確かに声がジャイアンですもんね笑 (2018年8月12日 17時) (レス) id: ffd8fb249b (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ(プロフ) - ブクロとシブヤ!?一緒です!!これって運めi…((夢野さんと一兄が好きです!だけど一兄の声がジャイアンだと知って… (2018年8月12日 17時) (レス) id: 43acd54f1e (このIDを非表示/違反報告)
芽月(プロフ) - ぬぬぬさん» 私はブクロとシブヤの箱推しです…みんなかっこよくて推しが定まらなくって!ぬぬぬさんは幻太郎推しですか? (2018年8月12日 17時) (レス) id: e23601d3dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芽月 | 作成日時:2018年8月7日 0時

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