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Jk side
ナムジュニヒョンは固まる俺を他所に静かに語り始める。
「最近、この近くの子会社に行った時にさ、ホリデイコーヒーに入って一服したんだよ」
「あぁ、はい」
それは紛れもなく、今Aが働いているホリデイコーヒーだろう。
俺がAの声を聞いたところ。
「レジにいた女の子にめちゃくちゃ見覚えがあって、よく思い出したらジョングガの、あのAだったよ」
「…そうなんですか」
なんとなく知らぬふりをして聞いた。
生のAが見れたなんて羨ましい。
「彼女、あんまり幸せそうな顔してなかったよ」
「…」
「こんなこと、おまえに言うのは酷かもしれないけどさ、おまえが側にいた方が彼女は幸せなんじゃないか？」
「そんなわけないじゃないですか」
「…酷いことを言ってしまう事なんて、あるよ。
本心じゃなく」
「…はあ」
「ちゃんと話し合うべきだったんじゃないか？
それに、今からでも遅くないと思う…」
ナムジュニヒョンは真面目だ。
真面目だし頭がいいから。
ヒョンが言ってることはいつも正しい。
でも、今更どんな顔して会えばいいんだろう。
それにまた「消えて」なんて言われたら…。
Aに言われると、全ての言葉は全て俺に突き刺さる。
Aの俺に対する「愛してる」も「嫌い」も。
俺に対して影響力が大きすぎる。
「ヒョンの言ってることは分かります。
でも、今更無理なんです」
「無理なんて諦めるなよ」
「彼女には子どもがいます」
「えっ？！」
「子どもの父親がAの側にいてくれてる」
「…本当か。調べたのか」
「…はい。実は最近、俺も気になって」
「そっか…」
そこで会話は途切れた。
そろそろジムが見えてくる。
「だから俺は良いんですよ」
「ジョングガ…」
「俺は犯罪者だ。被害者に会うのはタブーでしょ」
そのあと、ヒョンはAについて何も言ってこなかった。
_____
シヨルの保育園では毎週月水金はあの公園で遊ぶ時間が1時間あるようだ。
あんなことをヒョンに言っておきながら、俺は週一ペースでシヨルに会いに来ていた。
もちろん保育園の先生が数人いて、子どもたちを見守っている。
俺はできるだけ自然な感じに、適度な距離を保って接するように気をつけている。
いつも話しかけてくるのはシヨルだし。
俺はいつも絵を描いているから、先生たちも特に気にしていないようだった。
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う - 最高すぎる！ (2021年8月27日 0時) (
レス) id: e80e14e0ea (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 名作すぎます (2020年1月23日 3時) (レス) id: b6570be25e (このIDを非表示/違反報告)
ぺう(プロフ) - とても良かったです。 (2019年2月4日 12時) (レス) id: 8883837a46 (このIDを非表示/違反報告)
cooky - とても、感動する作品でした！！！最後、ハッピーエンドになってよかったです。けれからも、がんばってください♪ (2019年1月16日 1時) (レス) id: 13ad5ea90e (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - めっちゃ好きで、もう何回も読んでます (2018年10月24日 21時) (レス) id: f12f5d2dd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2018年8月31日 12時
