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第5話 ページ6

彩「あの、音輝さんは、サッカー好きなんですか?」

私がきくと、音輝さんは、うーん、と一瞬考えるそぶりをみせて、笑顔で言った。

音「ね、立花さん!敬語じゃなくていいよ!あと、音輝さんもやめて!華波でいいからさ!」

それなら…………

呼び捨ては無理だけど、お言葉に甘えようかな?

彩「じゃあ、華波ちゃんね!華波ちゃんも、彩でいいよ!」

私が言うと、華波ちゃんは、笑顔で頷いた。

華「で、さっきの質問の答えだけど、私も一応サッカー得意だよ!」

へぇー!

そうなんだ!

私達が交流を深めていると、サッカーはその間も接戦だった。

みんなが奪うと3人が奪う。

3人が奪うとみんなが奪う。

みんなが点を入れると3人が点を入れる。

3人が点を入れるとみんなが点を入れる。

ずっとこれの繰り返しだ。

今は、黒木くんと風宮さんがボールの奪い合いをしている。

これ、どっちが勝つんだろう?

私がハラハラしながらみていると、その間に華波ちゃんは、

翼や小塚くん、忍とも仲良くなっていた。

華「あれ、いつまでやるんだろ?どっちも負ける気なんてさらさらないじゃん」

華波ちゃんが言うと、みんなが頷く。

私もだ。

華波ちゃんは、顎に手を当てて何か考えてるかと思えば、ニヤッと不敵な笑みを浮かべた。

華「いーこと思いついた」

すると、翼も言った。

翼「手伝おーか?」

華波ちゃんは、頷きながら、

華「お願い」

2人のやりとり、普通の人がやってたらいいんだけどさ?

でもね?

サッカーする前、3人の話きいた感じでは、華波ちゃん悪戯好きなんだよね?

翼もだしさ?

ってことは、悪戯好きと悪戯好きがこのやりとりしてると、悪戯のこと以外考えられない……

すると、2人は少し話してから、こちらを向いて、

翼華「「彩/アーヤ、ちょっと手伝って」」

彩「?わかった」

手伝うって、なにするんだろう?



__________________




華「さ、彩、GO!!」

えええええええええええ……………

しょ、しょうがない、よね!!

引き受けちゃったんだもん!!!!

頑張る!

頑張ろう!!!!

彩「みっ、みん……なっ!!」

私が言うと、みんなはこっちを振り向いた。

嫌だ………

嫌だよおおおおおおおおっっ!!!!

ふぅ………

そして私は、意を決して口を開く。

彩「かっ、勝っ……たら、ご、ご褒美、あげるから………頑張って……/////」

ああ〜恥ずかしいっっ!!

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ラン☆ - 美咲さん» うんー、おわった (2018年6月9日 13時) (レス) id: f1c457d677 (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - お一!終わった! (2018年6月9日 13時) (レス) id: 829c7f019f (このIDを非表示/違反報告)
ラン☆ - 美咲さん» あんがと!☆ (2018年6月5日 19時) (レス) id: f1c457d677 (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - ラン☆さん» 見た一! (2018年6月5日 17時) (レス) id: 829c7f019f (このIDを非表示/違反報告)
ラン☆ - 美咲さん» そーお?(*゚▽゚*) (2018年6月3日 18時) (レス) id: f1c457d677 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラン☆ | 作成日時:2018年5月16日 22時

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