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第24話 ページ32

で、着いたのはいいんだけど………………




彩「病院……?」




華波ちゃん、病院きてるの?

おみまい?

まさか、病気…?

若「いくぞ」

若武の声を合図に、私達は動く。

病院に入ると、意外と混んでいた。

総合病院だから、いろんな人いるなぁ…………

すると、人混みの中から、見慣れた黒髪の人をみつけた。

華波ちゃんだ!

そして、私はみんなに知らせる。

すると、みんなも気づき、急いであとをつける。

こんな人数で気づかれないのって、人が多いからだよね…………

ほんと、その面では運良かったよ。

少しすると、華波ちゃんが病室の前で止まった。

そして、深呼吸をする。

そのとき、つけはじめてから初めて華波ちゃんの表情がわかった。

華波ちゃんは、泣きそうで苦しそうで、とても悲しそうな表情をしていた。

え…

私達が華波ちゃんの表情をみて、びっくりしていると、華波ちゃんは、

ぱちん!、と自分の頬をたたいて、ぱっと表情を笑顔にかえる。

手鏡をとりだして笑顔を確認するその姿は、とても辛そうだった。

そして、笑顔がOKと判断したのか、病室の扉に手をかける。

ガラッ

華波ちゃんがはいったと同時に、私達も華波ちゃんがはいった病室の前に移動し、扉に耳をあて

会話をきく。

ここら辺はあまり人が通らず、みられないのでセーフだ。

みられてたらただの不審者だよね………

そして、耳をすまして会話をきけるようにした。

でも、私達がきいたのは、一人の声だけだった。

「…きょ…ちょ……ど…」

その声は、華波ちゃんのものだった。

うーん、あんまりきこえないな…………

みんなも同じことを考えているようで、すこし顔をしかめている。

ある程度はわかるんだけど…………

風「あ、ここみて」

すると、風宮くんは、ほら、ここ、と言って、病室の番号と名前がかいてあるところを指差した。

_______________________

221号室
遊馬 凛空 様
_______________________


遊馬 凛空………さん?くん?

ど、どっちだろ………

あすま りく、だよね?

男の子かな?

中性的な名前だから、わかんないな………

すると、若武があることに気づく。

若「あ、ここちょっとあいてる」

若武が指差した方をみると、病室の扉が少し開いていた。

そして、そこから私達は病室を覗く。









え__________?

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ラン☆ - 美咲さん» うんー、おわった (2018年6月9日 13時) (レス) id: f1c457d677 (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - お一!終わった! (2018年6月9日 13時) (レス) id: 829c7f019f (このIDを非表示/違反報告)
ラン☆ - 美咲さん» あんがと!☆ (2018年6月5日 19時) (レス) id: f1c457d677 (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - ラン☆さん» 見た一! (2018年6月5日 17時) (レス) id: 829c7f019f (このIDを非表示/違反報告)
ラン☆ - 美咲さん» そーお?(*゚▽゚*) (2018年6月3日 18時) (レス) id: f1c457d677 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラン☆ | 作成日時:2018年5月16日 22時

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