もう、終わり。 そこから… 探偵チームKZ事件ノート

さぁ、スタートだ。 ページ29

今日は始業式。
二学期のスタートだ。
あ、翼と忍だ。
「あ、翼、忍！」
わざわざ皆んなに聞こえるように大声で2人を呼んだ。
翼「何、ってか、もう話さないって約束したじゃん」
忍「そうだ。話しかけんな」
「っ…忘れてた。ごめんっ」
そう言って、私は走り去った。
周りの人たちの声が聞こえる。

「は？あいつら何があったんだ？」
「仲悪くなったんだ。ラッキー！」
「はぁ…マジかよぉ〜あいつら付き合ってるって噂があって彼女持ってかれずに済んだのに…ふざけんなよ」

そのまま2人と話さず、平和に終わると思ったその時。
佐田真理子「おい、立花。放課後校舎裏来い」
「…うん」
私がそう答えると、どこかへ行った。
もちろんこの事は、2人に伝えた。
そして、放課後移動しようと思った時…。
翼「ごめん！俺ら、呼ばれて行けなくなった」
忍「わりぃ！」
ありえない言葉だった。
「へ…？私をまた裏切るの？」
翼「いや、ちゃんと代わりは呼んである」
忍「そいつらなら、安心だ。大丈夫」
「「俺らを信じろ」」
大丈夫。この2人なら信じられる。
信じられる…よね？
「わ、かった…」

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