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｢ニカちゃんってこんなことするんだね｣
軽蔑するようなAの目に若干怯みつつ
それを悟られないように
｢は、どういうこと｣
1回無意味なもがきでとぼけてみる。
｢女をお姫様抱っこしたり｣
｢だってあんままA動きそうになかったし｣
｢だからってベットに運ぶ？｣
｢寝そうだったじゃん｣
｢彼女じゃない女をベットに運ぶって
相当ばかだよ。｣
｢は？親切じゃん。こんまま寝そうだったし｣
｢寝そうなんじゃなくて、
私の動きが少なかっだけ。｣
｢でもさ、飯も風呂も入ったら
あと寝るだけじゃん｣
｢…そりゃ、そうだけど。｣
｢な？｣
｢…いや、
いやいやいやいやいや
危な、納得しそうだった。｣
｢なんだよ｣
｢分かった、百歩譲って親切心だとしよ？｣
｢うん｣
｢それじゃなんでアナタは
同じベットで私の横に寝転んでるの？｣
｢ あ、バレた｣
｢ふざけないで、どいてよ｣
ひとつのベットにちゃっかりAと寝転んでる俺。
さすがにアウトかなとは思ってるけど、
俺なりにちゃんと理由が…あるっちゃある。
｢聞いてる？ねぇー、じゃーま！｣
｢Aが、｣
｢え？｣
｢…Aがいい夢見れるように。｣
｢ …な、にそれ｣
｢寝たらスッキリするっていうじゃん。
でも、それがいい夢じゃなかったらスッキリできねぇじゃん？｣
｢いや、だからって同じベッ…
｢もし、悪夢だったら
俺が救ってやろうと思って。｣
ニッって笑いかけると少し目を見開いたあと
背中を向けられて。
｢意味分かんない｣
｢おいー、拗ねんなって｣
君の言葉に直ぐに反応して、
一応不貞腐れたような声を背中に投げかけてみるてるけど、言葉を返さないAに
もう一度声をかけようとはしない。
それは、Aが今、
後ろを向いて泣きそうに、、いや？
泣いてるのを俺は分かってるから。
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れんり。(プロフ) - れーかさん» ありがとうございます、嬉しいです (2020年4月23日 15時) (
レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
れーか(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2020年4月17日 21時) (レス) id: ed2c592510 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんり。
| 作成日時：2020年1月13日 0時
