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170.鬼を連れた隊士 ページ20

 
 高く昇った太陽が眩しくて

 そっと空に手をかざす。

 どこまでも青く澄み切った空は心を穏やかにしてくれる。


 今日は半年に一度の柱合会議の日のため、

 鬼殺隊の本部である産屋敷邸に来ていた。

 普段は任務で忙しく、会えない柱の面々が一気に集結する。


「煉獄さん!」


「甘露寺か!久しいな!この前はお菓子をありがとう!

 千寿郎と美味しくいただいた!」


「いえ!良かったです…!

 その…大丈夫ですか?」


 甘露寺は目を潤ませながら俯いた。

 きっとAのことだろう。

 甘露寺はAと面識があったから、

 彼女の訃報も聞いていたのだろう。

 
「ありがとう。もう大丈夫だ!俺には皆がいる!

 それに母やAとした約束を守るために

 俺にはやらねばならぬことがあるならな!」


 甘露寺は俺の言葉に安心した表情で頷いた。


「よお!煉獄!それに甘露寺!

 二人とも相変わらず派手だから
 
 どこにいても目立つな!」


「宇髄!元気そうで良かった!」

「お久しぶりです!」


 俺に声をかけてきた音柱の宇髄天元は、

 元忍びで、双剣を使う剣士だ。

 剣技の軌道が美しく、俺には到底真似のできない

 技術を持っている。だが、妻は3人と多い。


「なあ、お前ら聞いたか?

 どうやら柱合会議の前に、

 一人の隊員の裁判をするらしい。」

 

「隊員の裁判?」


 隊律違反でも犯したのだろうか。

 
 本部の中庭へ向かうと、

 そこには岩柱の悲鳴嶼行冥、

 霞柱の時透無一郎、蛇柱の伊黒小芭内が既に来ていた。


 程なくして胡蝶が冨岡と共に本部にやって来ると、

 すぐに隠が一人の隊士を連れて来た。

 手は後ろで拘束され、本人は意識がない様子だ。
 

「胡蝶、隊員の裁判と聞いたが、隊律違反か?」


「はい。鬼の妹を連れた隊士です。

 私が鬼を討とうとした時、彼は鬼を庇いました。

 それにどういう訳か、冨岡さんも。」


 鬼を連れた隊士だと…?

 
 そんなこと許される訳がない。

 もしその様なことが許されるというのであれば、

 Aだって…Aだって…


「杏寿郎…私は鬼なの…

 今はまだ人間の自我があるけれど…

 いつか人を殺してしまう…

 大切なあなたを…手にかけてしまうかもしれない…

 そんなことがあったら…私は自分を許せない…」




 鬼と共闘など…出来るはずがない。

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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 鬼滅の刃 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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狐姫(プロフ) - misakimiさん» 最後までお付き合いいただき、感謝申し上げます。主人公に感情移入し、物語に入ってもらってこそ、この小説の醍醐味と思い作っていたので、大変光栄です!あたたかいコメントにいつも励まされておりました。ありがとうございました! (7月16日 7時) (レス) id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
misakimi(プロフ) - 読了が遅くなりました。お疲れ様でした。長らく愉しませて頂きました。現し世でなくても、ハッピーエンドとは!こういう纏め方もあるのかと感心です。彼女の気持ちに入り込んでいたため、逢いたいけど早いよと涙しました。 (7月15日 16時) (レス) @page50 id: cb1d4026ae (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - 美桜さん» ありがとうございます!起承転結の「転」は恐らく読者様の予想を超えるものになってしまったかもしれません。しかし、美桜さんのように嬉しいお言葉をいただけると、作者として本当に幸せです♡最後まで読んでくださり、ありがとうございました! (7月10日 15時) (レス) id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 完結おめでとうございます。途中思わぬ展開に驚きましたが、最後は悲しさもあるけれど、なんだか暖かな気持ちになりました。あとがきの狐姫様の言葉に色々と考えるきっかけになりました。次の作品も楽しみにしています。素敵な作品をありがとうございました♡ (7月8日 21時) (レス) @page50 id: 4bde5e03bb (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - エリスさん» エリスさん!感動したと言っていただき、大変光栄です♡完結まで書けたのも、エリスさんをはじめ、応援してくださる読者様のお陰です!感謝申し上げます!番外編、新作等でもまたお会いできると嬉しいです(*˙˘˙*) (7月8日 19時) (レス) id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狐姫 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/kohime_yume  
作成日時:2022年6月12日 13時

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