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ツギ×ノ×ステップ ページ27

フェ「Aは何か武器使えるか?」

『仕込みの刀は至る所に隠してあるし、よく使ってたわ。』

フェ「それなら体術と、剣術で決まりネ。団長怪我はどこまで許容範囲か。」

ク「ダメに決まって」
『クロロ、お願い。』

ク「五体満足までだ。頼むから無茶しないでくれよ。」

フェイタンとの修行が始まる前に、フェイタンはクロロに色々と許可をとった。

怪我の範囲、武器の使用、念の有無。

クロロは傷一つ付けるなと言いたかったが、Aに頼まれて渋々範囲を広げた。

フェ「まずは体術ネ。フィンクスには何か教わたか。」

『基礎だけなら少し。』

フェ「なら1回組み手するネ。念の使用は無し、時間は10分間よ。いいか?」

『お願いします。』

フェ「この石が落ちたらスタートネ。」

フェイタンはそばに転がっていた石を高く投げあげた。

意志が落ち瞬間、フェイタンは真っ直ぐAに向かってきた。
そのスピードはAが何とか反応できるギリギリ。
何とか攻撃を受け流すが、自分から攻めることは出来ない。

フェ「なんネ。その程度か。」

『っ、まだまだ。』

Aは攻撃を完璧に受け流すのを辞め、衝撃を軽くするだけに留め、反撃を始めた。

Aの攻撃は、細腕から繰り出されるとは信じ難いほど重く鋭いものだった。
フェイタンはそれを軽く交わして、さらにスピードを上げた攻撃を繰り出す。
Aは、間一髪で交わしながら攻撃を繰り返す。

フェ(念なしでこの威力、申し分ないネ。スピードも動体視力も、組手の中で上がてるネ。)

フェイタンは、マスクの下で笑みを濃くした。

シャ「おー、やってるやってる。」

パ「まさかフェイタンと組手をするなんて思ってもなかったわ。」

シャ「凄いなあ、かなり動きいいね。これなら初仕事もすぐかな。」

パ「団長が許可すれば、でしょう。」

シャ「確かに、過保護だからなあ。」

仕事帰りのパクノダとシャルナークは、組手を続けるふたりを目の当たりにして驚いた。

ピピピピピ

そんな時アラームが10分を知らせた。

フェ「悪くはなかたよ。けど、考えて動いてる内はまだまだネ。考える前に動かせばもと動き良くなるネ。」

『考えずに動くの?』

フェ「もと感覚を鋭くするネ。ま、1ヵ月すればできるようになるネ。今日は終わりよ。ほら、帰るネ。」

フェイタンは疲れ果てて座り込むAを抱えあげてアジトへ帰った。

ミオクリ×デ×サムケ→←ヒトツキ×ト×スコシ



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カナ(プロフ) - ほんとにこの作品大好きです何度も読み返してます。また更新されるのをずっと待ってます! (2020年8月28日 12時) (レス) id: 653b7cacce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうたそ | 作成日時:2019年11月25日 20時

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