五話 ページ6
千鶴視点
潜入捜査を終えていつも通り掃除をしていた。
あの時助けてくださった方にお礼をしたいのだが名前を聞くの忘れてしまっていてそれすらも出来なかった。
平助「千鶴！土方さんたちが呼んでたぜ」
千鶴「土方さん達が？」
平助君に言われて一緒に広間に行くとみなさんが揃っていた。
私はその中央に座ることに。
近藤「忙しい時にすまない...君宛に文が届いていた」
千鶴「私にですか？」
山南「封筒にはあなたの名前はありましたが送り主の名はありませんでした...もしや綱道さんからの文かも知れません」
千鶴「父様の...読ませてもらいます」
近藤さんが差し出してきた文を受け取っては恐る恐る開けてみるとすぐに父からのものでは無いことがわかったがその代わり私が今1番会いたい人からの文だった。
土方「どうだ？」
千鶴「父様からのではなかったです」
近藤「良ければ誰からか聞かせてもらってもいいかな？」
千鶴「前に島原に潜入した時に助けていただいた花魁の方からの文でした」
永倉「前に千鶴ちゃんが言っていた恩人か」
原田「でも、千鶴が新撰組にいることなんで知ってんだ」
千鶴「私が少し皆さんの話をしたらすぐにわかったみたいです」
沖田「ふーん...僕達のことを知ってる人ね」
斎藤「なんて書いてあったんだ」
千鶴「今度は皆さんと一緒に来てください...私でよければお部屋を1席もうけさせていただきますと」
永倉「ホントか？！」
平助「やったな！しんぱっつぁん！」
土方「名は書いてあるか？」
千鶴「書いてはないです...ただ場所と日時が書いてあります」
山南「どうしますか？」
近藤「良いではないか！こちらもお礼をしたいしな」
土方「そうだな」
土方さんが少し考えてから承諾してくれれば永倉さんと平助君は大喜びだった。
ちょうどその日はここにいる人達皆夜は非番だったから良かった。
あっという間にその日になり私達は島原にあるとある場所に向かうと店の方が出てきた。
男「今日は？」
近藤「ここに来るように言われているのだが」
男「新選組の方ですか...こちらへ」
話が通っているようで店の奥に案内されていく。
その部屋はほかの部屋とは違って奥にあるせいか静かな空間だった。
男「いやぁ...でもまさかあの方が新選組の方とお知り合いだったとは」
土方「あの方？」
男「島原一の花魁のことですよ」
その言葉を聞くとみんなが驚いていた。
部屋に通され少し待っていると襖が開いた。
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みつき - すごく面白かったです！更新お待ちしております(*´∀`)♪ (2020年8月21日 14時) (
レス) id: e32166ccbd (このIDを非表示/違反報告)
愛梨沙(プロフ) - 面白いです。続き気になります。更新頑張ってください (2019年11月11日 10時) (レス) id: cd2953f50f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒き怪盗 | 作成日時：2018年9月17日 2時
