クラスのマドンナは8年ぶりに再会してもマドンナだった【ちびまる子ちゃん】 (ページ6)

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『分かってたから……花輪君がお母さんをどれだけ待っていたのかも』

花輪「……鈴城くん」

『だから花輪君がそんなに悲しい顔しないで』

私も知ってる。
誰かを待つことの悲しさを寂しさを。
だから花輪君がとった行動はけして悪いことではない。
すごく悲しそうな顔をしている花輪君の頬に手を添えてはそう言って微笑むとその手を掴まれてしまいずっと引き寄せられれば優しく抱きしめられた。

花輪「君は本当にすごい人だよ……」

『花輪君？』

花輪「だから誰にも……渡したくない」

『えっ……何を渡したくないの？』

花輪「ｸｽｯ……君の鈍感さも昔と変わらないね」

『えっ鈍感？』

花輪「ほら着いたよ」

そう言って私から離れるといつの間にか着いていて驚くのだが何よりさっきの言葉が少し気になっていたが聞いたところで教えてくれなさそうなため聞くのはやめた。

『ありがとう花輪君……また今度ね』

花輪「あぁ……また今度」

手を振って花輪君の車を見送ってから自分の部屋に向かうことに。
部屋につき窓から外を見ていてさっきの胸の高鳴りのわけを考えていた。

『抱きしめられた時……なんでドキってしたんだろ』