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テスト前最後の授業を終える
プリントも配ったし、あとはテストに向けてみんながどんな感じ何なるか・・・だな。
?「ハルト!」
ハル「あ、ペパー」
ペ「スパイス取りいこうぜ!」
ハル「そうしたいけど・・・テストが」
ペ「テスト・・・何も知りたくない」
ハル「ペパーは植物学のテストした?」
ペ「そんな教科知らねぇ」
ハル「・・・単位やばいんじゃない?」
ペ「・・・知らねぇな」
ハル「現実逃避してたら留年するよ」
ペ「うぐっ・・・」
「ハルトくん」
会話中のふたりを引き止める
ハルトくんはさっき授業であったからだけど・・・彼はあまり見ないな、サワロ先生から聞いていたペパーくんかな。
「テスト勉強はどうですか?進んでますか?」
ハル「はい!先生のくれたプリントおかげでだいぶ!」
ペ「先生ェ!?嘘だ、小さくないか!?」
「怒りますよ」
ペ「ご、ごめんなさい・・・なあ、ハルト・・・この人が植物学の?」
ハル「うん、あっもしかしたらスパイスのこととかわかるかもよ」
ペ「!確かに」
「ペパーくん、授業にあまりでてないようですが」
ペ「うぐっ・・・」
「これ、今までの授業をまとめたプリントです。提出していただければ欠席してた分はチャラにします」
ペ「・・・え?まじ?」
「はい、頑張ってくださいね・・・それでは」
ペ「・・・なんか怖い人かと思ったけど、案外普通だな」
「はぁ・・・」
さすがに疲れが溜まってる、少し寝たいな・・・。
パソコンから目を外して、眼鏡を外す。
疲れるんだよな・・・そろそろ替え時かな、眼鏡・・・。
?「A〜」
「ん?ミモザさん・・・どうされました?」
ミモ「ちょっときのみわけてくれる?保健室切らしちゃって・・・」
「はい、すぐに」
ミモ「って、あんた眼鏡外してんじゃん」
「ちょっと疲れてて・・・」
ミモ「そっちのが可愛いじゃん」
「からかうのはよしてください・・・」
席から立ち、植物学専用の教室行こうとするとジニア先生が入れ違いで入ってこようとしてくる。
なんというか、最近よく会うというか・・・。
挨拶しない訳にも行かず、会釈で済ます。
ジニ「お疲れ様・・・あれ、メガネはどうしたんですか?」
「ちょっと疲れてて・・・」
ジニ「・・・」
ミモ「メガネない方が可愛くない?」
ジニ「いつものも素敵ですけど、ないと新鮮味がありますね」
「どうもありがとうございます・・・」
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作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2023年2月23日 19時