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結局2人で徹夜。
そのおかげでプリント作成は終わった・・・。
伸びをしてから、学校にあるシャワーを借りて直ぐに校庭へ向かう。
毎朝やる日課がある。
「朝早いからまだ誰もいない・・・よし、みんな」
ポケモンを出して、校庭でみんなで日向ぼっこ。
くさタイプが多いのでこれをやるだけで、みんなの活動能力が変わる。
グレンアルマはずっと私の後ろで立っている。
この時間が一番いいな・・・少しだけ寝よう。
トロピウスによりかかって目を瞑る。
『お母さん!私ね、お花屋さんやりたい!』
『あらいいじゃない』
『それで、この子達とずっといるんだ!』
「んっ・・・」
ジニ「あ、起きました?」
「うっ!?ジニア先生っ!?」
ジニ「驚いた顔初めて見たな〜おはようございます」
「え、あ・・・はい、おはようございます・・・」
ジニ「授業がそろそろ始まるので呼びに来ました、それとも今日お休みしますか?」
「あぁ・・・いえ、テスト前最後なので・・・すぐ行きます」
ジニ「わかりました、それにしても・・・みんないい子ですねぇ」
優しくポケモンを撫でるジニア先生。
慣れている・・・さすが生物の教師と言ったところか・・・。
グレンアルマだけは簡単には撫でさせないけど・・・。
ジニ「彼だけは撫でさせてくれないですよね」
「なんでですかね、みんな戻って」
ボールに入れてから、校庭から出る。
びっくりした・・・まさか目の前にいるなんて・・・。
ジニ「あ、待ってください!」
「なんでしょう」
ジニ「ついでなら僕も一緒に行こうかなって」
「・・・まあどちらでもいいですけど」
ジニ「良かった〜」
足並みを揃えて一緒に向かう。
やはりジニア先生の隣は落ち着かない・・・なぜなら人気だからだ。
私とは真逆だし、何よりも懐かれてる・・・好かれてる・・・。
ダダダダッ
ジニ「おっと、危ない」
「っ・・・」
ジニ「こーら、廊下は走ってもいいですが気をつけてください」
『はーい!』
ジニ「大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫です・・・あの、手離してもらってもいいですか」
ジニ「あ、すみません〜咄嗟に出ちゃって」
「大丈夫です、ありがとうございます・・・」
ジニ「でもA先生は本当に小さいですねぇ、こんなに収まりやすいなんて」
「やめてください・・・」
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作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2023年2月23日 19時