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ﾊﾙ「忘れた･･･？」
「この話は終わりです･･･なにか授業でお困りなことは無いですか？」
ﾊﾙ「あ、はい！大丈夫です！」
「わかりました･･･お代は私が払っておきますので、ごゆっくり。」
ﾊﾙ「あっ･･･」
お代を置いて学校に戻る。
やはり外では人がいて集中できない･･･仕方ない、職員室に行きますか。
歩いて戻れば途中で星型のゴーグルをしてる青年たちとすれ違う。
うちの学校の制服か、あまり見ない顔だな･･･。
早足で職員室に行くと、珍しく誰もいない。
これで集中できる･･･みんなご飯かな。
ｶﾀｶﾀｶﾀｯ
「(静かでいいな･･･)」
先生が全体的に変わってからこの学校は落ち着いたな。
生徒はぐれてばかりだけれど･･･もっと寄り添うべきだっただろうか。
･･･今 考えてもしょうがない。
ｶﾞﾗｯ
ｼﾞﾆ「あれ、A先生」
「ジニア先生･･･お疲れ様です」
ｼﾞﾆ「お疲れ様です〜･･･いや〜肩がこっちゃって･･･ん？まだお仕事中ですか？」
「はい、作成がありますので」
ｼﾞﾆ「たまには肩の力抜いてくださいね、そんなに働いてると死んじゃいますよ？」
「大丈夫です」
ｼﾞﾆ「そんなこと言って･･･ちょっと失礼しますよ」
「うっ！？」
ｺﾞﾘｯ
肩が今までで聞いたことがないような音がする。
痛くは無いが、それこそ変な感じ･･･。
ｼﾞﾆ「肩凝りすぎですよ、死にますよ」
「うっ･･･いだっ！？」
ｼﾞﾆ「凝ったものを放置するからですよ･･･一度温めてから揉むとほぐれますよ〜」
「･･･あ、でも少し軽くなった気が」
ｼﾞﾆ「でしょ？」
「ありがとうございます･･･」
ｼﾞﾆ「いいんですよ、さて･･･僕ももうひと仕事しないとな」
帰らないのか･･･まあここの学校は基本ずっと運営してるからな･･･。
帰る人もいればまちまち･･･まあ･･･そんなもんか。
ｼﾞﾆ「そうだ、これどうぞ」
「ん･･･チョコレート？」
ｼﾞﾆ「仕事には甘いものはかかせないでしょ、ビターですけど」
「･･･ありがとうございます」
ｼﾞﾆ「いえいえ」
ほろ苦い･･･。
なんでこの人･･･誰にでも優しいんだろうか。
不思議だ･･･私なんかと一緒にいても楽しくないだろうに。
ｼﾞﾆ「？なんですか？」
「いえ･･･物好きだなと」
ｼﾞﾆ「まあじゃなきゃ教師なんてしてませんよ」
「･･･確かに」
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作者名：ルンバ故障中 | 作成日時：2023年2月23日 19時
