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ﾐﾓ「なんで嫌なのかなぁ〜･･･」
「嫌･･･というか羨ましい」
ﾐﾓ「羨ましい？」
「だって･･･私は嫌われてるのに、あの人好かれてるし･･･優しいし、生徒に好かれてる」
ﾐﾓ「なるほどね、嫉妬してんだ」
「･･･うん」
ﾐﾓ「やだ、正直すぎー可愛いー」
「また思ってもないことを･･･」
ﾐﾓ「でも私もあんたが羨ましいよ、だって試験落ちててずっと教師になれてないしね」
「ミモザ･･･」
ﾐﾓ「羨ましいなんてことをずっとあげてたら、自分が壊れるよ〜･･･」
「たしかに･･･」
『おまたせしました、ココアとコーヒーです。』
ミモザは受け取って直ぐにココアをひとくち飲む。
そうだよなぁ･･･羨ましいって思うだけで自分が何もしてなかったら変われないか。
ﾐﾓ「まっ私たちは私たちらしく生きてきましょ」
「･･･そうだね」
ｺﾝｯ
乾杯をしてからお互いにまたひとくち飲む。
そうだよな、頑張ろう･･･もっと自分も優しくすれば生徒に好かれるかもだし。
ﾐﾓ「それにあんたが好かれないのはきついのよ、眼鏡かけてる時の顔が」
「うっ･･･」
ﾐﾓ「それに髪も下ろしてるだけじゃなくて、なんかアレンジすれば優しい雰囲気になるかも」
「･･･この際切る？」
ﾐﾓ「それは勿体ない」
「･･･可愛くなろう」
ﾐﾓ「そうよ、あんた素材はいいんだから！」
「オシャレねぇ･･･もう昔のことかな」
ﾐﾓ「最近はまあ･･･控えめよね」
「そう･･･かな？」
ケーキとパンケーキがくるのでそれをすぐに食べる。
可愛くなれば自信も持てるかな･･･でもなぁ。
スマホで色々見ているとミモザからURLが送られてくる。
何これ･･･洋服？
ﾐﾓ「これAに似合うと思う」
「本当に･･･？」
ﾐﾓ「だって小さいから」
「それ言う必要ある？」
ﾐﾓ「褒めてるのよ、他にもこれと･･･あとこれも！」
「ううっ･･･こういうのか･･･でもほら買っても学校じゃあ着ないし」
ﾐﾓ「何言ってんのよ、服装は自由でしょ」
「うぐっ･･･」
ﾐﾓ「嫌ならまあ･･･少しづつでいいんじゃない？髪あげてスカート履いてみるとかさ？」
「うーん･･･まあ挑戦してみるべきか」
ﾐﾓ「そうそう、何事も挑戦よ！」
これも生徒に好かれるため･･･。
ポチッと購入を終えてから、解散する。
たしかに･･･最近はずっとパンツスタイルばっかりだったからな。
オシャレ･･･してみようかな。
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作者名：ルンバ故障中 | 作成日時：2023年2月23日 19時
