愛されたかった少女 ページ6
『遅れてすみませんっ!』
私は、急いで2のAに駆け込む。
あぁ、どうしよう。視線が突き刺さる。
『……おはようございます』
あはは、これじゃまた同じじゃん。
教室が静寂に包まれて、私に刺さる視線。
あはは、…痛いなぁ
自分の席に着くと隣の夏目君が呟いた。
夏「来るのおっそいネ。もうこのまま来なかったらいいのニ」
『ごめん…ね』
痛いよ、痛い。
私が何をしたの。
普通にしてるよ、
頑張ってるよ、
そんなこと言わないでよ。
授業も終わり、部活動の時間。
今日はプロデュースしなくていいもんね、
コンコン
『しつれいします』
部室に入ると正面には影片君が黙々と作っているのが分かる
『影片くん、お疲れ』
影「おっ!Aちゃんっ!いらっしゃぁ〜い!」
人懐っこい笑顔、
私も、こうやって笑顔だったら愛されたのかな
私は、いつしか愛されることを望んでいた
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作者名:メガネ@ヤドカリ愛してるさん | 作成日時:2016年10月20日 21時