三話 ページ4
『今日は、fineのプロデュースをした。
けど、相変わらず私に冷たかった。
胸が痛くなった。けど、皆頑張ってるから
私がそんなことでへこたれては
ダメだから。我慢した。
それとね、今日はお父さんが帰ってきて
くれたよ。相変わらず
お酒臭かったけど、嬉しかったな。
それに、話してくれたし。眼もあわせてくれた!
お父さんのこと、大好きだよ』
『今日は、流星隊のップロデュースをしたよ!
流星隊はね、優しいんだぁ!
私と話してくれるの!
だから、この時間が大好き、あ、ほかのユニットの
プロデュースも楽しいからね!?
あとね、この前まで作ってた
マドモアゼルのお洋服、完成したよっ!
斎宮先輩に褒められちゃった
ちょっとは上達したかな…』
丁寧な可愛い字で綴られたその日記。
けど、描いてあるのはどれも信じられないことばかり。
fineが冷たいとか…
だって、あの人たちは人には冷たく接しないもの。
宗「……Aは、ほかのユニットにも愛されていた。けど
彼奴らは、Aに気持ちを表さなかった」
『今日はね、私にとって最後のプロデュース!
えへへ、悲しいなぁ…
けどね、今はそんなことどうでもよくなっちゃった。
私は、彼奴らを呼んで…
私の絶望を味わってほしいのっ!
屋上に呼び出して…私が飛び降りる。
あはは、絶望すること間違いなしだねっ!
楽しみだなぁ…あいつらの顔が。』
「彼女は…どうなったの?」
影片君はうつむいた。
「死ん「死んでないのだよっ!」
声を荒げる斎宮先輩。
宗「やっぱり、お前に見せて後悔したのだよっ!そんなこと言う、奴はどっか行ってくれたまえ!」
荒々しく開けられた扉から私は出て行った。
Aさんは、苦しんでいた。
復讐のために自ら命をとびだった。
……もっと情報が欲しい。
彼女を…助けたい。
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作者名:メガネ@ヤドカリ愛してるさん | 作成日時:2016年10月20日 21時