【１０】上官は看てもらう ページ38
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〜 ベク side 〜
俺、死ぬんじゃねぇのかこれ。
風邪ひく＿＿＿＿いや、熱を出すのなんて幼稚園以来かもしれない。
小中高大と皆勤賞の俺からしたらこんなダルイの想定外で。
だから薬なんてものは持っていない。
ちなみに正反対にチャニョルはよく熱を出す。
だからいつも他人の看病ばっかしてたから、こんなことは初めてで。
ちなみに死にそうなのは熱だからじゃない。
まぁそれもあるけれど、最大の理由はAに会えてないからだ。
１番良く使う携帯には、休んだ初日からソラを始め、チャニョルが忘年会とかで勝手に俺の連絡先を配布して手に入れてる女から恐ろしい程連絡が来て。
そもそもビンゴの景品が俺の連絡先ってなんなんだよ。
そんなことがあってから携帯を２台持ちするようになった俺。
とりあえず返す気力もないので、そっちの携帯の電源は切った。
だって付けていても来て欲しい人から連絡は来ないから。
それに「これからはプライベートの方に掛けて」って伝えたし。
そう、あの日＿＿＿＿Aを家に招き入れた日。
危うくどうにかしてしまいそうになった。
自分の中に残っていた、なけなし同然である微かな理性を無理矢理手繰り寄せて最善の選択である「帰す」を選択した俺。
本当にダッセェけど、Aを傷つけるよりはマシな選択だと思う。
そんな後に高熱を出した俺。
間違いなく疲労だろう。
だって出張から無理矢理電車乗り継いで帰って、その後Aを迎えに行ったんだぜ？
傍から見ればただの馬鹿だ。
とりあえず早く寝て治そう。
実は昨日無理して風呂に入ったんだけど、その後に髪を乾かすのがだるくなって乾かさなかったら悪化したんだ。
しかもバスローブ姿で寝るという失態。
そしてそれに気がついたのが、たった今。
薬が無い今、１番それが良くなると思うし。
そう思って目を閉じた瞬間だった。
ピンポーン
割と高層マンションには似合わない間抜けなインターフォン。
誰だ……？
宅配業者？
それなら後にしてくれ。
そう思ってるともう１度鳴るインターフォン。
ベク「あぁ！もう！誰だよ！」
少し大きめの黒いバスローブの紐を結び直しながらモニターへと急ぐ。
頭を押さえながら画面を見れば
ベク「は、？」
画面に映っていたのはソラ。
え？なんで家知ってるの？
そう思いながら通話ボタンを押した瞬間＿＿＿＿
ベク「A！？」
画面の奥、振り返った顔のAが映ってるのを見て思わず声を上げてしまった。
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まゅら☆(プロフ) - 本当に大好きなお話なので続きが読みたいです…よろしくお願いします(>_<) (2019年8月30日 3時) (
レス) id: ee5d4b56cf (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - この小説大好きなので更新お願いします (2019年4月15日 6時) (レス) id: 312093fa53 (このIDを非表示/違反報告)
ジミン党(プロフ) - もおおおおおおう！大好きだから更新して欲しいいいいいい今までで一番小説でこんな笑いましたw更新お願いしたい。 (2019年1月8日 0時) (レス) id: 8cd546efbf (このIDを非表示/違反報告)
黒糖とオレンジ(プロフ) - 続きめっちゃ気になってます！ 更新お願いします！！！！！！｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2018年11月7日 20時) (レス) id: f2411662d9 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - このお話、ホントにホントに大好きです!!!! 図々しいかも知れませんが、続きがとても読みたいです!!!! 更新お願いしますm(_ _)m (2018年10月9日 1時) (レス) id: cb99672434 (このIDを非表示/違反報告)
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