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Aの手には大きな袋。
え？え？
どういうこと？！
ソラ『えぇ、とベク。Aちゃんもいるけど私もいるよ。』
ベク「え？あ、うん。」
やば。
画面いっぱいにソラが映ってたのに、１番最初に「A」って言っちゃう辺り俺終わってる。
ソラは少し取り繕ったような笑顔をすると
ソラ『ベクのハンコがどうしても必要で……。ついでにお見舞いに来たの』
ベク「まじ？」
ソラ『えぇ』
Aが？
この際ソラは置いておこう。
俺は急いで開錠のボタンを押してドアを開ける。
モニターから完全に去った２人を見送って。
どどどどうしよう。
予定してなかったところでAと会うことになっちゃった。
昨日髪ちゃんとやってないから寝癖が酷いよ！！！
ピンポーン
今度は部屋に鳴り響いた音。
緊張。緊張。緊張。
完全に体温上がってるなこれ。
少し冷やすように顔を左右に振れば＿＿＿＿頭痛い。
とりあえず開けないと。
ｶﾞﾁｬ
ソラ「ベク！！！……顔赤いよ！？大丈夫！？」
Aだ……。
ソラの後ろにいるAはなぜか俺と目を合わせようとしなくて。
ソラ「ベク？」
ベク「……え？あ、あぁ」
ソラ「大丈夫！？そんなﾎﾞｰｯとしちゃうくらい辛いんだね……。
とりあえずベクは寝てて！お粥作っちゃうから！」
俺に有無を言わせないかのようにソラは勝手に上がってくる。
反対にAは少し入りずらそうな顔してて。
ねぇ、なんでそんな顔してるの＿＿＿＿？
ベク「A？」
A「……お久しぶりですビョン上官。体調大丈夫ですか」
俺と目を合わせずに淡々と言うA。
Aは少し顔を上げて＿＿＿＿俺とやっと目が合う。
久しぶりに見たAに思わず胸が鳴った。
ソラ「Aちゃんー！スーパーの袋持ってきて！」
奥から聞こえた声。
Aはその声にﾊｯとすると
A「い、今行きます！」
と言い、俺をﾁﾗｯと見て
A「……少しだけお邪魔します」
と続ける。
ねぇ、なんでそんな気まずそうな顔してるの？
俺、すごく会えたの嬉しいんだけど。
もっとその顔見せて。
ビョン上官じゃなくて「ベッキョンさん」って呼んで＿＿＿＿
熱の身体はいつもの俺より正直に行動させてくれるみたいで。
A「！」
通り過ぎようとしたその細い手首を掴んで、振り返ったその大きな瞳を真っ直ぐ見て言った。
ベク「会いたかった。」
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まゅら☆(プロフ) - 本当に大好きなお話なので続きが読みたいです…よろしくお願いします(>_<) (2019年8月30日 3時) (
レス) id: ee5d4b56cf (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - この小説大好きなので更新お願いします (2019年4月15日 6時) (レス) id: 312093fa53 (このIDを非表示/違反報告)
ジミン党(プロフ) - もおおおおおおう！大好きだから更新して欲しいいいいいい今までで一番小説でこんな笑いましたw更新お願いしたい。 (2019年1月8日 0時) (レス) id: 8cd546efbf (このIDを非表示/違反報告)
黒糖とオレンジ(プロフ) - 続きめっちゃ気になってます！ 更新お願いします！！！！！！｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2018年11月7日 20時) (レス) id: f2411662d9 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - このお話、ホントにホントに大好きです!!!! 図々しいかも知れませんが、続きがとても読みたいです!!!! 更新お願いしますm(_ _)m (2018年10月9日 1時) (レス) id: cb99672434 (このIDを非表示/違反報告)
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