同情と恋心 (ページ8)

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一緒なんだ。ページ8

玉森side

打ち合わせ中ずっと俺はあの子のことが気になって、ちょくちょく様子を見ていた。

見た目はめちゃくちゃ可愛いわけではない、普通の女の子。でも、メンバーに絡まれた時に固まっちゃったり、緊張しちゃってる姿はすごく可愛い女の子。

【そう言えば、さっき、人見知りって言ってたな。

俺と一緒か、

でも、その後に、話しかけられるのは嬉しいって言ってたけど、あれはちょっとかわいかったな(笑)】

(宮田)「たま！どうした？

なんかニヤけてるけど？(笑)」

(玉森)「はっ？？

お前ふざけんなよ？俺がなんでニヤけるんだよ！

てかさ、お前俺の事見すぎなんじゃね？

まじ、キモっ！」

俺は気づかないうちに少しニヤけてしまっていた。

そうしてる時に彼女を見ると、千賀と二階堂のおふざけの言い合いを見て笑っていた。

【てか、あの子笑ってんじゃん。

みんなに注目されてなかったらちゃんと自分出せるんだね、かわいいじゃん。

つーか、笑った顔やっぱりかわいいわ(照)

俺、女の子の不意に見せる笑顔には昔から弱いんだよなぁ。】

なんて思いながら彼女を見ていたら、急に千賀と二階堂を見ていた彼女がこっちを向いて、目が合った。

ドキッ

俺は思わず目を逸らした。

【うわっ、見てたのバレたかな、？

俺も人見知りだから目を合わせられないんだよな。。。

話しかけられないし、目も合わせられないし、遠くから見てかわいいって思うって俺は変態か？(笑)

まぁ変態なのはそうなんだけど、(笑)

って自分でノリツッコミかよw

でも、さっきのドキッとした感じ、なんだろ、久しぶりだったな、、】

そんなことを考えながら、もう一度こっそり彼女の方を見ると、下を向いて少しだけ悲しそうな顔をしていた。

【あれっ、？さっきまで笑っていたのに、、、

俺が目を逸らしたから？？

なわけないか、

さっきから俺だけには興味ない感じだったし、

はぁ～、俺はなんでこんなこと考えてるんだ？

その前に衣装のこと早く考えないとやばいな、、】

でも、その日の打ち合わせは結局頭の中はAちゃんのことでいっぱいだった。

俺と同じ人見知りってだけなのに、なんか気になってしまう。

俺となんか似てるな、人見知りの気持ちよく分かるよって思うだけなのに。。。

でも、笑った顔はほんとに心からかわいいなって思
ったんだ。