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「あ、そうだ。Aさん、今日の夜空いてます?飲みに行きましょ!」





あ、今日の夜は・・・





「なに?またミツ先輩?あのさ・・・」


「わかってる。一番になれないのは。それでもいいの、私が好きだから」


「あっそ。どうぞ勝手にいちゃいちゃしててくださーい」







そうは言いながらも気にしてくれる彼


ふて腐れたその美しい横顔を見ながら、彼のような人を好きになれたらよかったなって思う







「・・・そうやって俺のことばっか見てて仕事終わらなくて、今日の夜あの人のとこいけなくなればいい」


「はいはい。今からやりますよー」








でも結局、わたしには宏光さんしかいないんだ


あの人がいないと、私はわたしでいられない


あの人のいない人生なんて生きていても意味がないなんて思ってしまう

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作者名:たまっち | 作成日時:2020年1月21日 0時

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