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村上side
「すばるー、ちょっと熱測らせてな。」
そう言って体温計を挟むも、反応はない。
多分、寝とるんやろうけど、
流石に心配やわ……
とりあえず、しばらく様子見て、場合に、よっては病院行きかなぁ。
あ、横は今、近所のコンビニに買い物に行っとる。
この家、ほんっまに何もあらへんかったから。
普通、こういう時に備えて冷えピタとかレトルト粥とかって常備しておくもんちゃうん？
まあ、それを忘れるくらいに忙しかったってことなんかな。
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ…
「……んっ……ヒナ……？」
「おぉ、すばる。起きたん？
じゃあ体温計貸してな………っておい！
めっちゃ熱高いやん！」
「…ん……そぉ、なん？」
「そうなん？とか言っとる場合とちゃうわ。
39.2℃やで！？滅多に見ない数字やわ。」
「…そっか……朝、より高いわ……」
あぁ、そうなんや。
一応、朝も測ってたんやな。
とにかく、寝られるなら寝てもらっといた方がええよな。
「すばる、寝られそうなら寝とってええで。」
「…ん………なら、そこにおってなぁ………？」
……えっ？笑
今、何て言うた？
確かに、そこにおってって言うたよな？
すばるがそんなこと言ってくるなんて珍しいからめっちゃびっくりした。
まぁ、もともと今日一日ずっとここにおるつもりで来とるし、それは全然構わへんのやけどな。
それにしても、びっくりしたわ……
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作者名：理系女子♪ | 作成日時：2015年6月10日 17時
