13 ページ14
.
私達はしばらくの間療養する事に
私の方が酷いので期間は長い
千寿郎は1人で家にいる
あの時父上は荒れてしまったから隠の者がいるとしても少し心配だ
杏寿郎「機能回復訓練に行ってくる!!」
『頑張ってくださいね!』
杏寿郎「うむ!!Aは大人しくな!!」
『はい!』
兄上は訓練場に向かった
病室に静けさが広がる
...暇だ
不幸中の幸い、利き腕が折れなかったから
日常生活は普通にできるが、やりずらい
打撲はだいぶ痛みが引いてきた
歩くとまだ痛いけれど
『暇だぁ...』
寝ることしかない
千寿郎...
この際誰でもいい
話をして欲しい...
そう思うが誰も来ない
来る気配がない
私は諦めて
眠くもないが寝ることにした
杏寿郎「──────うまい!!!!」
『!!!???』
私は兄上の大きな声で目が覚めた
いつの間にか本当に寝てしまっていた
杏寿郎「む!!おはよう!!!今は昼食の時間だ!!!Aの分もあるから早く食べた方がいい!!!」
『そうですね、冷めてしまいますし...それと兄上、少し声が大きいかと...』
杏寿郎「そうか!!......うまい!!!!」
何も変わってないです兄上...
けれど、いつもの兄上に安心する
私もご飯を食べることにした
ここでの食事は何度も口にしたけれど
『美味しい...んふふ...』
これまた美味しいのだ
千寿郎の作ってくれたご飯も絶品だけれども
杏寿郎「うまい!!!うまい!!!愛い!!!」
『んふふ...美味しい〜』
今度、調理してくださってる人にお会いしたい
そして御教授お願いしたい
隠1(すげぇ光景だ...つーか、飯食うだけであんだけ騒がしいってどういうことだよ...女の子の方美人だなぁ...)
隠2(美味しそうに食べて可愛らしい...愛いって言ってしまうのは仕方がないよなぁ...)
162人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美園(プロフ) - 面白かったです,心の中でこれからも楽しませてもらいます!素敵なお話ありがとうございました! (11月19日 22時) (レス) id: 69d991c9f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:珠羅 | 作成日時:2021年10月20日 8時