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『兄上...』

杏寿郎「む、なんだ?」

『兄上も怪我をされてたんですか?』

杏寿郎「それは......ぬぐぐ......すまない!!!」


胡蝶さんは「人のこと言えないですよね〜」と笑った


『あ、いえ、その、怪我の具合は...』

胡蝶「はい、背中をざっくりと」

千寿郎「そんな状況で!?」


千寿郎も知らなかったようだ

話を聞くと雨の中襲われそうになっていた人を羽織で包んでやってから戦ったそうだ

だから、千寿郎は分からなかったのだ


『兄上も自分のこといたわってくださいよ!!』

杏寿郎「はっはっはっ!!すまん!!!」

胡蝶「笑い事じゃないです」

千寿郎「そうですよ!!」


ひとしきり騒いで落ち着いた時


杏寿郎「そうだA!!紹介しよう!!この人は胡蝶しのぶだ!お前の1つ上だ!」

胡蝶「よろしくお願いします。歳も近いので、名前で呼んでいただけると嬉しいです」

『煉獄Aです!よろしくお願いします!ぜひ私の事も名前で呼んでください!』


しのぶさんは上品に笑ったが

少しぎこちない笑顔をしていた

前に屋敷に来る隠の方が言っていた

「花柱様が上弦の鬼に殺された」と

花柱はしのぶさんの姉上だと聞いた

...しかも今年亡くなった

そんな辛い状況でも

笑って、私達を助けてくれる

私じゃ無理だ

もし、同じ立場であったらと考えると

苦しくて、今でも泣きそうだ

嫌だな...

こんなことになって欲しくない


強くならなきゃ


私は初めて友達ができ

そして改めて強い剣士になろうと

そう決心した日になった


胡蝶「それにしてもAさんは軽い全身打撲と左腕の骨折がある中よく任務を遂行出来ましたよねぇ...凄いというか関心というか...」


クスクスと笑うしのぶさん


『何か痛いなとは思っていました...気合いで何とかなるかと...』

胡蝶「今回はいいお勉強になりましたね」

『はい、それはとても...』

胡蝶「それと煉獄さんも。背中をざっくり斬られてるのに普通に帰るってどういうことです?」

杏寿郎「む...それは...」

千寿郎「兄上、姉上」


千寿郎が怒ってる...

それもとてつもなく


杏寿郎「『はい...』」


千寿郎「して欲しくないのですが、任務で怪我をしてしまうことは仕方がないです。ですが、怪我を放置することはもうしないでください。今後からこの様ことがないようにお願いしますね?」


杏寿郎「『はい...』」


優しい千寿郎が怒るという事はとんでもないことをしたと痛感した

それと母上に似ていた

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 兄妹   
作品ジャンル:アニメ
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美園(プロフ) - 面白かったです,心の中でこれからも楽しませてもらいます!素敵なお話ありがとうございました! (11月19日 22時) (レス) id: 69d991c9f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:珠羅 | 作成日時:2021年10月20日 8時

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