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ボンッという何かが弾けたような音と、
咳き込んでしまうくらい、たくさんの量の白い煙。
A「コホッ…コホ」
何よ、これ。
咳き込みながらも目を開けると、そこは今まで私がいた場所とは違う
別の場所だった
ここは何処？
「…Aっ…」
名を呼ぶほうへ体を向けると、
そこには不安な顔をした春彦がいた。
A「春彦……」
春彦「良かった…間に合って良かった…」
春彦は、おぼつかない足取りで私に近づくと、私を抱きしめた。
ギュゥゥ
A「え、…あの、…ぅぐ…」
ぐるじい。
春彦「ホンマ…良かった無事で。怪我してへん？大丈夫？」
春彦は抱きしめた腕を緩めると、私の顔を覗き込んだ
A「だ、大丈夫ですけど…。
あ、あの、というか間に合ってって…？…あと、ここは何処ですか？何故ここにいらっしゃるのですか？」
私は少し恥ずかしいのを紛らわすようにして問いかけた
何故春彦がここに？
それが一番の疑問だった
春彦「Aを助けたんや。
前から、親父がやろうとしてたことは知っとったんや。…花京院を潰そうって。それに俺も手伝わなくちゃならんかった。
だから、Aを騙すようなことしてしまった。ホンマ申し訳ないと思ってる。」
春彦は続けた
いつもの陽気な春彦ではなかった
真剣な表情の春彦。
春彦「助けようと思ったんや。お前の親もAも。
だけど、俺の今の力じゃ、Aを助けることで精一杯やった。ホンマすまない」
目を伏せて唇をギリギリと噛む春彦。
話を聞いて私の父と母は死んだのだと、改めて実感する。
A「謝ることなんてありません」
このままだったら、私まで死ぬところだった
「何事もいつかは終わりが来る。
それは人間も狐も一緒だ」
父だったらきっとそう言う。
それに、春彦にこんな辛そうな顔は似合わない
A「顔をあげてください
私は大丈夫です。こんなどうしようもない私などを助けてくださって本当にありがとうございました」
今までで一番の笑顔で
春彦「…Aと出会えてよかった」
A「私もそう思います」
二人は笑いあった
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - はい。楽しみです。 (2015年3月16日 8時) (携帯から) (
レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» そんな言われると泣いちゃうんですけど…？((今日、更新しようと思っているので、また見てくださいね！ (2015年3月16日 7時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - あなたのような作品書きたいです。大好きです。感謝です。 (2015年3月16日 7時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 春彦いいやつですね本当。毎回応援ありがとうございます！ (2015年3月16日 6時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 夜神さん» そこは、永遠の18歳ということで←ババくせぇ。いつもみていただいてありがとうございます！ (2015年3月16日 6時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドラごん | 作成日時：2014年7月20日 15時
