【薄桜鬼】狐の恩返し＿君に愛を教えたい＿

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風間は、まるで自分の家のように、屯所の中をサクサクと進んでいく。



ま、まぁ、あんだけこいつ忍び込んでたしな





てか、あの女の子の事はどうしたんだろう。風間は私なんかに構ってて大丈夫なのか？









奴らは、広間に集まっているらしい。




というわけで、風間は広間に向かって、一直線。




その景色は、まるで走馬灯のよう…









うおおお





もういろんなこと考えすぎて、頭がクラッシュしそう。
緊張で手汗がやばい。その手汗は手先の体温を一気に奪っていく。
寒気がしてきた。
お腹痛い。←









「…おい」



大丈夫か？と、風間が、ぐるぐる目を回してた私を横目に見た








あり？もうここ広間？





襖を一枚挟んだ先に、何名もの気配を感じる







あ、駄目だ。
なんかがいる。(人だよ)









緊張で心臓が





「無理ヤバイ死んじゃう。」




掠れた声を絞り出した




自分も、こんな所で死ぬんだとは思わなかった。
でも、ここで死ねるなら本望かもしれない……





「……無理やり広間に放り込んでやろうか」







んん？







この風間の笑み、私知ってるぞ？







何かをしでかす時の笑み。






ニタァァッ‥っていう性の悪い笑み。









あ、フラグ









「そそっそそれだけはッ…⁉︎」





死ぬときくらいゆっくり死なせてくれよォォォオオオオ‼︎‼︎‼︎‼︎バカァぁあああ‼︎‼︎









ふわっと体が宙に浮いた




筋肉が程よくついた腕が、私を支えている









ざ・お姫様抱っこ★









あ、天使が見える(









ガラッッッピシャン‼︎‼︎









襖が勢いよく開いた









その音は、屯所中に響く









「犬共、待たせたな」









やけに落ち着いた低い声が、その場に響いた









＊＊＊＊＊＊＊＊＊

夢主ちゃんは、緊張するとテンションがおかしくなるようです(

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