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沖田side



永倉「俺、心配したんだぜー?」


新ぱっつあんが額に手を当てやれやれと嘆く
確かに大騒ぎしてたなこの人
それが果たして朝飯のためなのか
自分が認めた美人さんがいなくなったからなのか
…どちらにしてもあまりいい気はしない。



しかもなんで「俺」に限るんだ
「皆心配した」の方がいいじゃないか
僕らが心配してない見たいというか誰よりも心配していたのをいかにもアピールしているとしか思えない



沖田「でも良かったよ見つかって」



そうだ、こんな筋肉野郎ほっておこう。
新ぱっつあんが一人で語ってるのをさえぎるように言葉を発した



あの子は皆の話をコクコクと頷きながら聞いている


土方「これからは勝手に外に出るな」



土方さんが腕を組み、眉間にシワを寄せながら言う



「うん、…すまなかった皆」



そういうとあの子は申し訳なさそうに頭を下げる


沖田「いいんだよ、気にしないで」


ずっと中にいたら外に出たくなるのは当然だよ
僕だったらおかしくなって狂っちゃうなきっと
というか、いつもその前に脱走してるんだけどね。



藤堂「いなくなっちまった時は驚いたけど」


ニシシと笑いながら平助が話を続ける


左之さんはそんな平助を横目で見ると、あ、そうだ!と何か思い出したように、いつもの笑顔であの子に開き直る



原田「そういえばだな、平助が一番始めにお前の事気づいたん…」


藤堂「だーーっ!左之さん余計なこと言わなーい!」

平助が左之さんを横からバシッと叩く



「左之兄さん、そうだったの…?
…平助、なんかありがとう」









……左之…








…兄さん?





「「…さ、左之兄さん!?」」





「…え…?…そうだけど…?」






あの子に皆の視線が一気に集まったあと





左之さんに皆の「睨み」が一気に集まる。





藤堂「…ばっ!!左之さん!いつそんなの教えたんだよ!俺なんか“藤堂”なのにぃいい!
しかも“なんかありがとう”ってなに!“なんか”ってなに!なんかってなんだよおぉお!」


土方「原田!いつそんなの教えたんだ!!」


沖田「まさか手まで出したの!?」


原田 「なんでそうなるんだよ!兄さんって呼ばせたっていいだろーが!」


沖田「駄目だよ!犯罪だよ!」


永倉「左之ぉ〜!そりゃないぜぇ!」


藤堂「ありえないぃいいい」




皆が立ち上がってそれぞれ左之さんへの文句を撒き散らす混乱状態の中、あの子は不思議そうに皆の面々を見てるのだった

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ドラごん(プロフ) - 黒月桜さん» あ、第二章続きますよ^_^ (2014年7月23日 22時) (レス) id: ee7dfc4505 (このIDを非表示/違反報告)
黒月桜(プロフ) - か....完結!? (2014年7月23日 20時) (レス) id: 18c213da58 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わーい凄く楽しみです。 (2014年7月19日 15時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 今頑張って書いていますので少々お待ちを!Σd(゚∀゚。) (2014年7月19日 15時) (レス) id: ee7dfc4505 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わーい。第二章読みたいです。 (2014年7月19日 15時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ドラごん | 作成日時:2013年8月21日 1時

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