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満月の日
___ゴォォォオオ…
炎が上がる
_____マタダ
___…僕の、家
___結構、長く暮らせてたのに
「ちょっと、君!」
「……」
ある男が僕に話しかける
浅葱色の羽織を羽織っている男だ
「ねぇ君!早く逃げないと巻き込まれるよ」
顔だけその男の方を向ける
でも目線は下げたまま
「……」
「ちょ、聞いてるの?」
「…アナタ、話、それだけなら、行く」
「……はぁ?」
少女は言い残すと夜の闇の中に消えていった
_____________*_____________
その男は昨夜起きた火事の現場に来ていた
すると、昨日あった不思議な少女に出会った
「あ…」
少女は男の存在に気づくとそちらに顔を向ける
「…大丈夫だった?昨日」
我ながらおかしいと思う
普通だったら人に話しかけたりしない
しかも、昨日が初対面だ
だが、何故かこうしないと気が収まらないのだ。
少女に話しかけないと
「……」
相変わらず少女は黙ったままだ
「…君、名前は?」
「…名前、ない。
ただ、化け物、言われる」
…化け物…?
少女は焼け跡の建物の中に入って行く
何をするかと見ていると、座り込み何かを拾い上げた
その手の中にあったのはでんでん太鼓だった
この子、…この年になって
でんでん太鼓?
でもそのでんでん太鼓は焦げてもいないし焼けた跡すらない
…変なの
「…話しかけられた、アナタ、始めて」
でんでん太鼓を見つめながら僕に話しかける
「…君、どこに住んで………ってあれ?」
見渡すと、建物の焼け跡だけが残っていた
少女がいない
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ドラごん(プロフ) - 黒月桜さん» あ、第二章続きますよ^_^ (2014年7月23日 22時) (レス) id: ee7dfc4505 (このIDを非表示/違反報告)
黒月桜(プロフ) - か....完結!? (2014年7月23日 20時) (レス) id: 18c213da58 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わーい凄く楽しみです。 (2014年7月19日 15時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 今頑張って書いていますので少々お待ちを!Σd(゚∀゚。) (2014年7月19日 15時) (レス) id: ee7dfc4505 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わーい。第二章読みたいです。 (2014年7月19日 15時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ドラごん | 作成日時:2013年8月21日 1時