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「……名前、ない」




「無いって……あーそういやぁそうだったなぁ」


永倉は、総司がいつか言っていた、と思い出しうんうんと頷く




「じゃあ、ニックネームってか、こう、呼ばれてたってのは」




「……化け物」






「……(汗」


やっちまった、と原田は冷や汗をながす



「他は無いの?」


そんな原田を見て、助け舟という考えではないだろうが(彼の性格から)、沖田が口を開く





「……忘れた」





「…忘れたんだ」




さすがの沖田も苦笑いを向けるしか無いようだ





何かを唸って悩んでいた藤堂が、パチンと手を叩きパァッと笑顔を向ける



「そうだ!土方さんはなんて呼んでたんだよ!!」



「あぁぁ!」


「はぁ?」


大きな声を出しながらガタッと立ち上がった藤堂と永倉に呆れた目線を送る




「…さっきからなんなんだお前ら」



少し怒った色を含んだ声で藤堂と永倉を睨む




「い、いやぁ、だ、だって

“縄は良い”なんて言ったり“この人はそんな事するような人じゃない”的な事言ってたからよぉその…

…2人は恋愛関係なのかと」



縮こまるように座り込む2人



「……くっくっくっ…」



沖田が腹を抑えながら、笑いを堪えている




「…恋愛関係だ?」




さらに眉間にシワがよる土方





「い、いやぁ!その、べ、別にあのアハッアハハハハ…」

「おおっ、おうあのこれはだな土方さんよ、あのだなっ」


永倉と藤堂は2人で方を並べ、ガタッと立ち上がる。誤解を解くように手を前でフルフルと振る
冷や汗をダラダラ流し、引きつった笑顔を土方に向ける


それにしても先ほどから立ったり座ったりを繰り返す2人。
隣にいる原田は2人を呆れたような、頑張れというような目で見る

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ドラごん(プロフ) - 黒月桜さん» あ、第二章続きますよ^_^ (2014年7月23日 22時) (レス) id: ee7dfc4505 (このIDを非表示/違反報告)
黒月桜(プロフ) - か....完結!? (2014年7月23日 20時) (レス) id: 18c213da58 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わーい凄く楽しみです。 (2014年7月19日 15時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 今頑張って書いていますので少々お待ちを!Σd(゚∀゚。) (2014年7月19日 15時) (レス) id: ee7dfc4505 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わーい。第二章読みたいです。 (2014年7月19日 15時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ドラごん | 作成日時:2013年8月21日 1時

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