[Fischer's] 希望の光

久しぶりのお買い物 ページ26

A side

あれから何日も何も出来ないまま過ごした。みんなが動画撮ってたりしても映らないようにそっと見てた。

でも、シルク君と朝早くに外を出るのはやめなかったし、1人じゃだめだけどみんなでご飯を食べてれば少しだけ味がするようになった。

シルク「お、A、おはよ」

A「おはよう、シルク君」

シルク「じゃあ今日も行くか」

A「うん…あの…」

シルク「ん？」

A「どこか今の時間でも空いてるスーパーとかないかな…食材買えるコンビニでもいいんだけど…」

シルク「あるけど…どうした？」

A「ご飯作りたい…みんなに作ってあげたい…味は分からないけど、シルク君に、みんなに見てもらえばいいかなって…」

シルク「Aのご飯食べれんの！？」

A「うん…私の作ったご飯っていうより…みんなが作ったご飯かな…」

シルク「やべぇw」

A「それに…いつも動画頑張ってるし…編集も…そろそろ私も何かしないとさ…」

シルク「…よし、じゃあ買いに行こ！」

そう言って人気の少ない朝早くからでもやってる朝一みたいなところまで行った。

シルク「ここなら人も少ないし、おばちゃんばっかだからバレねーよ」

A「本当だ…ここなら大丈夫そう…」

シルク「だろ？w じゃあ何買う？」

さっとカゴを持ってくれた。

A「私持つよ？」

シルク「いいよ、今日全員集まる予定だからさ食材多くなるからw 」

A「わっ…じゃあいっぱい買わなきゃね」

久しぶりのお買い物だった。

周りが怖くてずっと避けてた。

シルク君はおばちゃん達にバレてるみたいだけど、何も言ってこない。そっとオマケしてもらってるけど…

シルク君がいい人だから、きっと周りにもいい人が集まるんだね。

ここなら、お買い物もできそうだな…

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