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元いた場所に戻ってくるとボールから私の大事な二番目のパートナーを出した。
ク「ゴルーグ、お願いできるかしら。」

ズズーン!メリメリ……

随分と上に投げてしまったらしく、
地上に付いた瞬間、ゴルーグの足が
地面にめり込んでしまう。


うん、これは完全に私のミスね。
何で2m以上もあるポケモンのボールをあんな上に投げてしまったのかしら。
めり込むに決まってるじゃない。
重いんだから。

ク「ごめんなさいね、ゴルーグ。」
謝っているとゴルーグが巨大な手を伸ばして来た。
ク「今乗るから待っててね。」


手を伝って器用に背中に乗ると、
ゴルーグの体が空中に浮き始めた。

流石古代人によって作られた
ゴーレムポケモンね。
もうあっという間に森の上だわ。


ク「ゴルーグ、なるべくゆっくりでいいから少し飛んでもらうわね。」
頼むとすぐにゆっくりと前進を始めた。


この子無口だからちょっと感情とか分かりにくいんだけど、私には分かるのよね。

ただ感情を表に出せないだけで
本当は優しいのよね。



本当の話よ?
トレーナーの間では
『守護神』とか『破壊神』とか
言われてるけど
意外に花とか植物が好きなの、
この子。

3→←第二章 テルカ・リュミレースとエアルと魔導器



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作者名:千葉ちゃん(元杏) | 作成日時:2014年5月17日 23時

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