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私は二人と一緒にリフィルのいる学校に向かった。
リ「あら、クロムも来たのね。」
ク「遅くなってごめんなさいね。少しトラブルがあったものだから。」
マ「あの…さっきはすみませんでした。」
いきなり二人が謝り始めた。
一体何を言ったのよ、リフィル……。
このまま待っているのも退屈ね。
そうだわ、確かギターも持ってきたのよね。
私は背中から掛けていたギターケースを下ろして中からギターを取り出した。
軽く弦の張りをチェックしていると
リ「あら、何か弾くつもり?」
こっそり弾こうとしていたのが三人にバレた。
ク「このまま待ってるのも退屈だったから……つい、ね。」
マ「クロムさん、何かやるんですか?」
ク「曲とか歌とか弾けるわ。何かリクエストがあったら聞くけど?」
マ「リクエストかぁ。エミルは何かリクエストとかあるの?」
エ「え、あ……じゃじゃあ落ち込んでる時とかに元気になれる曲……とかかなぁ。」
元気になれる曲………ね。
思い当たる曲が一つあったわね。
ク「元気になれる曲ね。分かったわ。
じゃあ弾くから取り合えず席に着いてくれる?」
三人が席に着くと同時に
そっと優しくギターを弾き始めた。
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作者名:千葉ちゃん(元杏) | 作成日時:2014年5月17日 23時