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〜イセリア 入り口付近〜
入り口付近には人だかりが出来ていた。
「さぁ早く!クロムを連れて来い!」

「クロムを連れて来ればここは占拠しないであげるから。」

あの容姿からするに、プラズマ団だ。
よりによってこんな所まで追いかけて来るなんて。
…………新手のストーカー被害だわ。

ク「ここ、通らせてもらうわよ。」
?「え、あの……」
答えは聞いていない。
気の弱そうな男の子と気の強そうな女の子の横を無理矢理抜けて、
私はプラズマ団の前に出た。


「あら、貴方にしては来るのが随分遅かったじゃない。寝坊でもしていたのかしら?」

目の前の女性したっぱが嫌味を言うが
私は答えない。

「何とか言ったらどうだ?」

他のしたっぱも詰め寄ってくるが、
私は何も答えない。
答えるタイミングを見計らっているのだ。


「あくまで何も答えないつもり?まぁいいわ。続きはアジトでたっぷり「………昔と」は?」

やっと答えるタイミングを見つけたので口を開いた。

ク「昔と今と貴方達は何も変わっていない。
一人の者に対して大勢で襲いかかり、自分達が有利な条件でなければ納得しない。」

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作者名:千葉ちゃん(元杏) | 作成日時:2014年5月17日 23時

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